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実践!社長の財務

価格=経営者の考え方そのもの【実践!社長の財務】第171号

価格=経営者の考え方そのもの【実践!社長の財務】第171号

2007.02.12

おはようございます。
税理士の北岡修一です。

残業代割り増しの議論が盛んですね。それによると、

1.月45時間以下は、現行の25%割増し
2.月45~80時間は、1を上回る率で労使協議で設定(努力義務)
3.月80時間超は、一律50%割増し

という案になっています。
決まれば、来年4月にも実施予定とのこと。

ただし、中小企業(従業員300人以下)は、上記3の50%割増については、3年間の経過を見てから、導入を検討するとのこと。とりあえず、多くの企業は救われますが...

それにしても、ホワイトカラー・エグゼンプション(一定の要件を満たす会社員を、労働時間規制の対象からはずし、自由な働き方を認める制度)の方は、参院選対策なのか、法案からはずしてしまったようで、ちょっと残念ですね...

私は、そういうものがあった方が、いいと思うのですが。

ということで、本日も「実践!社長の財務」いってみましょう!

価格=経営者の考え方そのもの

この5週、「経常利益率10%以上を目指す」経営のためには、

「売上を最大にして、経費を最小にする」
「値決めは経営」

ということが、大事であることを話してきました。で、今日は値決めについて、思うこと。

値決めについて最も大事なことは、「ブレないこと」です。
一度決めた価格体系は、カンタンには変えないことです。

もちろん、許容の範囲での値引きや、戦略的な価格設定、特殊な場合の特別価格、市況に連動するもの、などは、構わないでしょう。

「ブレない」ということは、価格に対する基本的な考え方を、場当たり的に変えない、ということです。

当社は、本当に良いものを、その価値がわかる方だけに、売りたい。したがって、高価格路線でいく、と決めたら、その路線を通さないといけません。

お客様によって安くしてしまったり、売れ残ったからといって安くしてしまってはいけないのです。

同じように、低価格でたくさん売っていきたい、と決めたらそれを押し通します。このお客さんには高く売れそうだ、とか、こういう場合には今までのお客さんにはわからないから、高く売っちゃおう、ということをすると、後でしっぺ返しを食らいます。

なぜかと言えば、価格は、経営者の「考え方そのもの」を端的に表すからです。

いくら経営理念がこうだ、当社の方針はこうだと、書いても、訴えても、価格ほど直接的に、消費者・お客様にメッセージを伝えるものはありません。

価格の付け方を見れば、どういう会社かがわかるのではないでしょうか。価格はない、その時々の見積もり、ということであっても、「なるほど、○○○という考え方か...」と、顧客は解釈します。

それほど、大事な価格ですから、これを場当たり的に変えるわけにはいかないのです。

そういうことをすると、会社に対する信頼感が失われます。

「この間は、この価格だったのに、なぜ今度はこの価格なの?」という疑問がお客様には湧いてきます。

それに対する余程納得できる理由がなければ、お客様は疑問を持つようになります。それが何回か続くと、自然にお客様は離れていってしまうでしょう。

価格のメッセージは、本当に大事にしましょう。
そして一旦決めたら、簡単には変えられないわけですから、その決定は慎重に行なわなければなりません。

まさに、経営者の重要な判断事項になると思います。

その決めた価格の中で、何としてでも利益を出さないといけないのでですから、安易には決められません。将来の、原価の変動なども考えておかないといけません。

まさに値決めは経営なのですね。

価格を決めるということは、経営戦略を決めることと、同じくらい重要なんだ! ということを、肝に銘じておく必要があるということです。

編集後記

3連休、初日こそがセミナーをやりましたが、その後は結構ゆっくりしてしまいました。これから、当社の年間最大の繁忙期「確定申告」が始まります。
通常の仕事をしながら、これが上乗せされるわけですから、事務所スタッフ皆大変です。
私はチェック専門なので、横で旗を振っているようなものですが、とにかく、これから1ヶ月間頑張りましょう!

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