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実践!社長の財務

役員給与改正の対策【実践!社長の財務】第115号

役員給与改正の対策【実践!社長の財務】第115号

2006.01.16

おはようございます。税理士の北岡修一です。

1/26に、「経営計画で儲かる会社を作る」セミナーをやります。

「経営計画なんて、絵に描いた餅!作ったってその通りになるわけがないから無意味。」

そんな風に思われている社長も多いのではないでしょうか?
でも、それは大いなる誤解です。

いくら、夢や目標を持っていたとしても、それを具体的な数字や行動に落とし込まない限り、なかなか実現するものではありません、
経営計画は、作成すること、当てること、が目的ではありません。

それを使って、「実際に目標を達成する」ことが目的です。

計画と実際を比較して、どうして違ってきているのか、今後は、どうしたらいいのか、それを日々、月々考えて実行していくことのために、経営計画をやるのです。

計画は作るが、情勢の変化に応じて、行動を変えていくのです。

このセミナーでは、具体的に経営計画ソフトで、画面に移しながらどのように経営計画を使っていくのかを、解説します。

社長の想いが、キャッシュフローにどう表わされるのか、是非、見て欲しいですね。そして、一緒にやってみませんか?

【経営計画で儲かる会社を作る】セミナー

■日 時:
平成18年1月26日(木)15:30~17:30(15:00開場)

■場 所:
西新宿「住友不動産オークタワー1F」申込み後詳細送ります。

■講 師:
東京メトロポリタン税理士法人 税理士 北岡 修一

■参加費:
1名 5,000円(税込み)支払方法は申込み後詳細送ります。

※お申込みはこちらまで(担当:秋山) → akiyama@tmcg.co.jp

以上、興味のある方、是非、ご参加ください。
メルマガだけでなく、たまには、お会いしましょう!
 
ということで、本日も「実践!社長の財務」いってみましょう!

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■■  
■□  役員給与改正の対策
■■  
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先週のテーマ、役員給与の一部損金不算入、については、結構反響がありました。
(読まれていない方は、バックナンバーをお読みください。)
 → http://www.mag2.com/m/0000119970.html

オーナー一族で、株式90%以上、かつ、常勤役員過半数、なんていうケースは、普通にありますからね。

あなたの会社は、これに該当しませんか?

 
これに該当してしまうと、結構な額の法人税が増える改正なのです。
何としてでも、対策をする必要があります。

対策として考えられるのは、
1.オーナーの株式を、親族以外に譲渡して、90%未満にする。
2.常勤役員のうち、親族以外の方を、1/2以上にする。
ということが、主たる対策ですね。

ただし、1の場合は、実際のお金を動かさないといけません。
税金にからむことですから、株の名義だけ変えてもだめです。

実際にお金を動かして、譲渡しないといけない。

でも、ある程度利益を出している会社であれば、株価も当然、出資した価格よりも高くなっているでしょうから、売却益が出ます。

税金がかかる、ということですね。

それに買う人がいるかどうか、そのお金を出せるかどうか...
というような問題がありますね。
ちょっと、厄介です。

それに比べると、2の対策の方が楽かも知れません。

常勤の役員で、親族以外の人を入れる。
すなわち、社員の方の中から、役員に登用すればいいのです。

これから、会社を担っていける人を役員にする、これができれば、対策は簡単ですね。

これから、そういう傾向が進むかも知れません。

真の会社にしていかないといけない、ということですね。

ただ、ほとんど家族だけでやっているような会社の場合は、ちょっと困りますが...

もう1つ、これから会社を作る場合。
新・会社法で、会社は作りやすくなりますが、この税法規定には引っかからないようにしないといけないですね。

1人で会社を作るときは、要注意です。

1人で会社を始めたとしても、親族以外の方から10%以上出資してもらうとか、考えないといけないですね。

 
ただし、法人所得と役員給与の合計が、800万円未満である場合は、該当しないのでいいのですが。

まだ、利益が出ないうちは、大丈夫、ということです。

ただ、この800万円というのは、直近3年間の平均ですから、設立の場合は、どうなるのでしょうね?

これから、扱いが決まっていくのでしょう。

資本金制限の撤廃や、LLCの登場などで、会社が相当数増えると思いますから、是非、この芽は摘まないようにして欲しいものです。

経済の活性化に、税法が「待った」をかけることのないように、望みたいものです。

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編集後記

19日(木)日経新聞1面に、私の本の広告が出るようです。

よろしかったら、是非、見てやってください!

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