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低過ぎる目標を達成~最大の危機【実践!社長の財務】第989号

低過ぎる目標を達成~最大の危機【実践!社長の財務】第989号

2022.10.10

おはようございます。
税理士の北岡修一です。

ある本で、カー用品のイエローハット創業者である鍵山秀三郎さんが、ミケランジェロの次の言葉を紹介していました。

「最大の危機は、目標が高過ぎて達成できないことではない。目標が低過ぎて、その低い目標を達成してしまうことだ」

経営計画を立てる際、各人、各部署、会社全体の目標をどこに置くか、どの程度を目指すかについて、悩むことは多いかと思います。

簡単に達成してしまう目標では、立てる意味もないし、かと言って高過ぎる目標は、どうせ無理だという最初から諦めムードになりがちです。

上記の言葉は、低い目標を達成するのは最大の危機だ、という強い言葉です。

それはなぜなのでしょうか?自分なりに考えてみました。

まずは、なぜ目標を立てるのか、ということです。

目標数字をクリアすることにより、会社の財務内容を良くしていく、つぶれない会社にしていく、給与を高く取れるようにしていく、などがあるかと思います。

ただ、最大の目的は、高い目標にチャレンジすることにより、会社を、個人を成長させることにあるのではないでしょうか?

そこで、低い目標を達成しようとすると、どうなるのでしょうか。

何の努力も、チャレンジも、発想の転換もいらずに、今までと何も変わらずに行動して、目標を達成することができるわけです。

それで満足してしまいます。意欲が止まってしまいます。
これでは、何の成長ももたらされないですね。

すなわち、低い目標を達成する、ということは成長を止めてしまうことに、つながるわけです。

これを続けていったらと思うと、会社の将来の希望はまったく見えなくなるのではないでしょうか。

正に最大の危機です。

今の自分たちでは、実現できそうもないことに本気でチャレンジすることにより、発想の転換がもたらされ、行動が変わり、個人、会社が進化して、成長がもたらされていくのではないでしょうか。

編集後記

昨日は新宿の日ということで、地元のサッカーチームを応援すべく新国立競技場に行ってきました。
1階席と2階席の一部を開放して行われましたが、オリンピックでも見てたように使っていない席にも人が座っているように見えるのが不思議ですね。
広々とした空間で気持ちが良かったですね。相手チームにキングカズが途中出場したので大盛り上がりでした。

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