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実践!社長の財務

親会社への配当金【実践!社長の財務】第963号

親会社への配当金【実践!社長の財務】第963号

2022.04.18

おはようございます。
税理士の北岡修一です。

持株会社=ホールディングカンパニーが上にあって、その下に事業会社がぶら下がっているような形態が、増えてきていますね。

上場会社のグループなどは、その形態が非常に多いです。

私どもの顧問先でも、そのようなグループ会社がありますが、下にぶら下がっている子会社を見ていることが多いです。

最近、いくつかあったのが、配当精算といわれているようですが、親会社への多額の配当金の支払いです。

利益剰余金のかなりの部分を、親会社へ吸い上げられるイメージです。

今まで蓄積してきた内部留保が根こそぎ持っていかれる...関与税理士としては非常に心が痛みますね。

それらの会社は、ほぼ設立から関わっている会社で、途中から上場企業グループに加わった会社もあります。

全社員の努力により必死の思いで利益を出し、苦しみながら税金を払い、内部留保を貯めてきたものを、いとも簡単にグループ戦略で親会社に吸い上げられるというのは、ちょっと納得しかねる思いです。

グループ経営という観点から見れば、これらはある意味当然の方策であるかとは思います。

親会社に資金を集中して、グループ各社に適切に資源を割当て、資金の投資効率を最大限に高めていく、そしてグループ全体を発展させていくことは、理にかなっています。

それはわかるのですが、設立以来見てきた会社の一顧問税理士としては、本当に寂しいものですね。

グループ全体戦略としてはよいですが、生え抜きでその会社にいた人たちのモチベーションは落ちてしまうのではないですかね。

とは言え、創業経営者やその直属の幹部なども大分いなくなってきていますので、あまりモチベーションが落ちることを心配することはないのかも知れません。

やるせなさを感じているのは、ずっと変わらず子会社をみている顧問税理士だけなのかも知れませんね(苦笑)。

編集後記

4月に入ってスポーツも盛んになってきましたね。
様々なスポーツを観戦するのは大好きなので、選択肢が増えるのも嬉しいものです。
昨日は、佐々木朗希の中継を見ましたが、本当にビックリです。いとも簡単にアウトを取って気持ちがいいでね。
昨日は残念でしたが、完全試合など、いつでもできるという感じですね。
また是非、見たいものです。

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