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実践!社長の財務

細かく見ていく【実践!社長の財務】第246号

細かく見ていく【実践!社長の財務】第246号

2008.07.21

皆様、おはようございます。
税理士の北岡修一です。

いよいよ梅雨明けですね!
いい天気の3連休、皆様、どのようにお過ごしでしょうか?

私は、貯まった原稿下記に追われていますが、原稿書いてみて、よくわかる、ということも多いですね。

昨日は、「ふるさと納税」の原稿を書きましたが、皆さん、「ふるさと納税」はご存知ですよね?

もう始まっているんですよ。
Webで「ふるさと納税」で検索してみると、たくさん出てきます。各県や市区町村の、「ふるさと納税」のPRが...

各自治体でいろいろな特典があります。
地方の特産品や名所観光チケットを送ってくれたり、感謝状を送ってくれたり...いろいろ特色があって面白いですね。

もちろん、そんな品物目当てで寄付するのではなく、自分のふるさと、応援したい自治体、好きな町、などの振興に役立ててもらおうと、住民税の1割程度までこの制度を活用することができるのですね。

形式は、寄付金の形になります。
是非、今年中にふるさと納税(寄付)をして、来年の確定申告で手続きをしてみてはいかがでしょう?

ということで、本日も「実践!社長の財務」いってみましょう。
 

細かく見ていく

経営者は、月次の数字などはあまり細かいところまで見ず、概要をつかむことが大事だ、と言われることがあります。

経営者に見せる資料は、全体がわかるように、大括りで作っていくべきであり、経営者としてはそれがわかれば十分、細かい部分は、各部署の責任者が見ていけばよい、

というようなことです。

また、別なところでは、経営者は、もっと細部の数字まで見ていかないといけない、末端の動きまで把握した上で、様々な経営判断をしていかなければいけない、

というように言われることもあります。
 
一体、どっちが正しいのでしょうか?

正直、これはどちらが正しい、ということではないと思います。
その会社の状況や、社長の経営スタイルにもよるかも知れません。

しかし、あえてどちらかと言うのであれば、私は、社長は

「できるだけ細かく見る。」
「現場が思い浮かぶくらい細かく見る。」

ことが大事だと思います。

なぜかと言えば、月次を見た後の思考や行動につなげるためです。
 
大括りの数字を見て、会社の状況がわかったとしても、では具体的に、次に何をしたらいいのかは、その資料をみているだけでは恐らくわからないのではないでしょうか?

大括りの数字だけ見ている状況であれば、わかったようなつもり・・・に過ぎないのでは?と、思います。

大括りの数字を見るのであれば、そこで疑問に思ったこと、次の行動のために必要なデータなどをすぐに経理部門に、オーダーできる、資料がすぐに出てくるようになっていることが必要です。

そうであれば、大括りもいいのかと思います。

ただ、すぐには資料が出てこない可能性もありますから、社長としては、毎月数字を見て、判断して、行動するために必要と思われる資料について、

どのようなものが必要か、
どの程度の細かさが必要なのか、
どういう観点で数字を見たいのか、

ということを、あらかじめ経理にリクエストしておかなければなりません。

この社長のリクエストに基づいて、経理や月次決算の作成のしくみを作っていくのが、いいと思います。

月次決算は見て何ぼ、というよりも、使って何ぼ、の世界です。

社長は、相い異なる2つの側面から月次資料を見て欲しいと思います。
・経営全体の大括りの観点から
・各部門、部署の細かい観点まで

大胆さと慎重さを併せ持つのと同じように、数字の見方も、大胆さと慎重さが必要になってくるのです。

編集後記

今日は休みのせいか、何かまとまらない文章だなと、思いつつとりあえず発信します。

今年の我が家の夏休みは、下の子(小6)のコンクール・ツアーによってしまいますね...何しろ、4つ位のコンクールを渡り歩こうというのだから、その準備・練習も含め、我が家はコンクール日程に合わせた夏休みになりそうです...

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