東京メトロポリタン税理士法人

お問い合わせ

〒160-0023 東京都新宿区西新宿6-24-1 西新宿三井ビルディング17F

  1. HOME
  2. メールマガジン
  3. 実践!社長の財務
  4. 消費税のことをそろそろ考えよう【実践!社長の財務】第523号

実践!社長の財務

消費税のことをそろそろ考えよう【実践!社長の財務】第523号

消費税のことをそろそろ考えよう【実践!社長の財務】第523号

2013.11.11

おはようございます。
税理士の北岡修一です。

来週19日は出版記念のセミナーをやろうということで、先週はパワポの練習セミナーに行ってきました。

いろいろな技を教わったのですが、1時間半ではまだまだ消化不良ですね。でも、パワポを工夫して面白いセミナーにしようかと思ってます。
→ http://www.tmbc.co.jp/schedule/

ということで、本日も「実践!社長の財務」いってみましょう!
 

消費税のことをそろそろ考えよう

来年4月から消費税が増税されることは、既に決まっています。

でもまあ、来年4月だからまだまだと思っていると、アッと言う間に来てしまいますよ。

是非、今から自社にはどのような影響があるのか、何をしておかなければいけないのか、を考えて欲しいと思いますね。

一番は、売上に関する消費税です。

3%の増税分は、きちんと売上に載せることができるか?

今のままでは難しいとしたら、どのような方法があるのか?

などを考える必要があります。

先日もあった事例では、お店にゲーム機を置いている会社は、100円コインを入れてゲームをしてもらうので、3%消費税が上がったからと言って、値上げは難しいとのこと。
 
ワンコインがいいのであって、これを103円などにはできないですよね...?

これについては、ネットでもずい分騒ぎになっているようです。

建売り住宅会社などでは、住宅を2,980万円(土地含む)で販売しているケースなどで、消費税が上がったからと言ってこれを、3,000万円以上で売るわけにはいかないと...。

2,980万円という値付けが割安感を感じるので、3,000万円以上になってしまうと意味がなくなりますね。

建売り住宅は、建物には消費税がかかりますから、3%上がれば相当の金額が上がることになります。

これを価格に転嫁できなければ、その分の利益が減ってしまうということですね...かなり大きいです。

医療介護業界も厳しいです。医療や介護の保険診療、介護保険収入は、消費税は非課税になっています。

消費税はかからないのだから、納税する必要もないし、問題ないじゃないか、と思うかも知れません。

しかし、薬や医療消耗品の仕入や、検査の外注費や、様々な経費には消費税がかかっています。

これが増税によって値上がりするわけですね。通常の会社であれば、これは売上にかかる消費税から引いて、差額を納税すればいいわけですから、問題はないのです。

ところが、医療介護は売上の多くが非課税ですから、支払った消費税を引くことができません。

もらう消費税はないのに、払う消費税ばかりが増えてしまう、ということなのです。

これは大問題ですね。かなり利益を圧迫してしまいます。

他にも、業種によっていろいろ問題があると思います。

自分たちの業種ではどういう問題があるのか、

4月1日からきちんと転嫁するためには、いつからどのようなことをやっておかなければいけないのか、それをピックアップして、対策を立てておくことが大事です。

是非、今から始めてください。

編集後記

先週末は、箱根の温泉に1泊旅行行ってきました。それにしても近いです。車で行きましたが道もとてもすいており、家から1時間半で着いてしまいました。都会から1時間半で山の木々に囲まれて癒せるというのは、やはり箱根はいいですね!少し紅葉もしていました。

メルマガ【実践!社長の財務】登録はコチラ
https://www.mag2.com/m/0000119970.html

税務・財務・経営のご相談はお問合せフォームへ

税理士セカンドオピニオン

<< 実践!社長の財務 記事一覧