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実践!社長の財務

印鑑の管理、金庫の管理【実践!社長の財務】第336号

印鑑の管理、金庫の管理【実践!社長の財務】第336号

2010.04.12

皆様、こんばんは。
税理士の北岡修一です。

事情があり、今日はちょっと遅くなりました。
何とか今日中に、間に合いそうです。

ということで、本日も、実践!社長の財務いってみましょう!

印鑑の管理、金庫の管理

印鑑の管理、金庫の管理を、皆様の会社ではどのようにされているでしょうか?

稲盛和夫の実学では、独特の大変厳しい管理の方法を紹介しています。

【印鑑の管理】
 
代表印や銀行印の押印を、社長以外の者に任せる場合には、やはり1人ではできないように、相互チェックできるしくみが必要です。

稲盛和夫氏の考えた方法とは。次のようなものです。

・印鑑箱は二重にして、外箱は手提げ金庫、内箱は小型の印鑑箱とする。

・内箱の鍵の管理者である捺印者と、外箱の鍵の管理者を別な者にする。

・内箱は鍵を開け、捺印する時以外は、常に外箱の中に収められていなければならない。内箱を持ち歩いてはいけない。

・内箱を閉める時は、あるべき印鑑がすべて収納されていることを別な者に確認してもらって施錠してもらう。

・捺印の時以外は、内箱・外箱とも施錠されたうえで、大きな耐火金庫の中に保管する。

・耐火金庫の開閉も、また別なものが行なう。

すごいですね。二重、三重にチェックされるしくみになっていますね。これでは、不正が起こりようがない、という気がします。

【耐火金庫の管理】

さらに、耐火金庫については、次のように管理するとのこと。

・シリンダー錠と、ダイヤル錠とを備えている場合は、必ず両方を施錠し、別々の者が開錠するようにする。

・金庫は業務時間内であっても、常時施錠をしておく。

・定期的な開錠、および必要に応じて開ける場合は、必ず立会い者を置いて、複数の人間で金庫から出し入れを行なう。

・金庫に保管するものは、きちんと定められたもののみとし、特定された者以外の者が、金庫を利用し、出し入れを行なうことは、禁ずる。

いかがでしょうか?御社では、ここまでダブルチェックを行なうしくみができているでしょうか?

厳しいことは厳しいですが、最初に書きましたように、人間の心は非常に弱いものである、ということを前提とし、

間違っても罪をおかさせないようにするための、しくみなのですね。

その根本は、人間に対する、社員に対する、愛情なのだと思います。

編集後記

週末は、遷都1300年の奈良で、滅多に見れないものを見、さらには足を伸ばし、吉野のすばらしい桜を見てきました。
本当にすばらしい旅でした。

ようやく先ほど帰ってきたところです。今日中に発行できて良かったです!

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