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実践!社長の財務

企業の追及すべき真の利益とは?【実践!社長の財務】第331号

企業の追及すべき真の利益とは?【実践!社長の財務】第331号

2010.03.18

皆様、おはようございます。
税理士の北岡修一です。

今日はちょっと朝早く出ますので、早速本文に行ってみたいと思います。
 
ということで、本日も、実践!社長の財務いってみましょう!

企業の追及すべき真の利益とは?

稲盛会計学の中に、額に汗した利益が貴い・・・投機的利益は追わない、という項目があります。

企業は、その事業目的を追求し、その本業で利益を上げる、ということが原則です。

これは当たり前のことであり、誰でもがわかっていることです。

しかし、目の前に儲け話があると、ついつい乗ってしまうのも人間の性なのかと思います。

株や金融商品であったり、不動産であったり、本業とは関係のない儲け話であったり...いろいろな誘惑がきます。

経営者としては決して悪気はなく、会社の余裕資金の部分で、あるいは事業資金には手を出さずに、新たに貸してくれるというので...

そういう資金を運用して多少なりとも利益を出せれば、本業の助けになるのではないかと、ついつい乗ってしまうことがあるのです。

思惑通り儲かることもあるでしょうが、バブル崩壊のように大損をこいてしまうこともあります。

 
これは投資した時期が悪かったとか、運がなかった、その投資商品を見る目がなかった、というような問題ではありません。

そういうもので儲けよう、という経営者の心根に問題があるのです。

稲盛会計学では、額に汗した利益こそが本当の利益であり、浮利を追わない、ということが大原則になっています。

まわりが、どんなにうまい話で儲けていても、銀行が様々な投機的ないい話を持ってきても、そういうものには一切影響されない、相手にしない、ということが大事なのです。

そのためには、自分の中に原理原則というものを、しっかりと持っておき、それにしたがって判断、行動することが本当に大事なのだと思います。
 
回りがいろいろな話を持ってくるのが悪いのではなく、経営者自身の、原理原則がしっかりしていないから、ついつい投機話に乗ったりしてしまうのではないでしょうか?

「企業の使命とは、自由と創意に富んだ活動によって新たな価値を生み出し、人類社会の進歩発展に貢献すること。」

であり、そして、

「このような活動の成果として得られる利益を『額に汗して得る利益』と呼び、これこそが企業が追求すべき真の利益である。」

と、稲盛氏は述べております。

経営者は是非、常に自分の中の原理原則を確認しながら浮利を追わずに、「真の利益」を追求して欲しいですね。

編集後記

上記の異業種交流会で幹事をやってくれているFさんという方がいます。
先週、そのF社長の会社の10周年記念だったので行ってきました。

いや~...ビックリしました!
会社の10周年記念、というよりは、まさにF社長のオンステージ!

プロ顔負けの歌と、モノマネと、芸で、最高に楽しく、面白かったです!
いつもはまじめなFさんですが、こんな面があったなんて、本当に人は、皆それぞれいろんな才能を持っているんですね。

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