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実践!社長の財務

高収益企業を目指そう【実践!社長の財務】第270号

高収益企業を目指そう【実践!社長の財務】第270号

2009.01.05

皆様、あけましておめでとうございます。

税理士の北岡修一です。
本年も、本メルマガ【実践!社長の財務】をよろしくお願い申し上げます。

今年は、ちょうど月曜日、本日から仕事始めの会社が多いのではないかと、思います。
このメルマガも、本日で270回、毎月曜日一度も休まずに配信し続けています。内容はともかく、これだけは自慢ですね!

今後も、意地でも毎週月曜日、続けて配信していきたいと思います。
是非、末永くおつき合いください。

ということで、本年最初の「実践!社長の財務」行ってみたいと思います。

高収益企業を目指そう

何回も書いているかも知れませんが、この大不況を迎え、改めて高収益企業を目指すことが、一番の不況対策である、という思いを持っています。

すなわち、毎期高い利益率を上げ、内部留保を蓄積していくことによって、ちょっとやそっとの不況ではびくともしないような、「不況抵抗力」をつけられる、ということです。

自力で、不況でも何でも乗り越えるには、内部留保を貯めて、会社を強くしておくしか、方法はないのでは? と思っています。

高収益企業であれば、ちょっとやそっとの売上減では、赤字にはなりません。
万が一赤字になったとしても、内部留保がありますから、そう簡単に債務超過になどなったりしません。

内部留保をため、流動性も高めておけば、赤字であってもある程度の期間は、リストラしなくても食いつないでいくことができます。

さらに、内部留保の余裕があれば、好況で忙しいときにはできなかった新規開発やアイデアを具現化していく時間を確保することもできます。
不況で価格も下がっているのであれば、有利な条件で設備投資などもできるでしょう。

そして先日も書きましたように、不況の時にはまずは、徹底した経費削減をすべきです。不況だからといって簡単には赤字にしてはいけないのです。

不況であるからこそ、社員で一致団結して、創意工夫してあらためて経費削減を考えてみるのです。

先日の日経新聞のコラムに、成長著しい日本電産の永守重信社長のインタビュー記事が出ていました。

永守社長は、5割強の受注減となった12月の状況に鑑み、1930年頃の世界恐慌に関する書物をむさぼり読んで、12項目の不況対策指針を元旦に打ち出したそうです。

それは、在庫圧縮などはもちろん、人命・健康・法令順守に反すること以外は、すべてでコスト削減を徹底する、ことだそうです。

これだけの経営者が、過去の教訓から導き出した指針です。
 
そして、これもこのメルマガで先日書いたように、「不況対策指針では『雇用は天守閣』と定めた。」そうです。

正社員の雇用は、絶対に守る、ということですね。

不況の時に、経費削減を徹底して、売上が減っても利益が出る体質にしておけば、景気回復時には大変な高収益体質の会社になるはずです。

その意味で、不況は、高収益企業になることができる絶好のチャンス、ということも言えるわけです。

是非、このチャンスに、経費削減を通して、御社の体質改善をしてみてはいかがでしょうか?

編集後記

皆様、年末年始はいかがお過ごしでしたか?
私は、このご時勢ではありますが、年末年始にかけて海外に行ってきました。海外で年明けを迎えるのは始めてでしたね。(円高利益享受してきました!)

場所は実はハワイなのですが、よく正月テレビで見る芸能人には、さすがにお会いできませんでしたね(笑)。

年末年始は、さすがに日本とは大違いですね。年明け12時のずい分前から外では爆竹の音や大騒ぎの声、そして12時にはワイキキの海岸で一斉に何発もの打ち上げ花火・・・

日本の除夜の鐘のようなおごそかな気分は、まったくありませんでしたね・・・これがこちらの正月なのか・・・と思いましたが、個人的には、おごそかに迎えたい感じですね。

ということで、激動の1年になるかも知れませんが、本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

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