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実践!社長の財務

決算公告が厳しくなる?【実践!社長の財務】第128号

決算公告が厳しくなる?【実践!社長の財務】第128号

2006.04.17

おはようございます。税理士の北岡修一です。

平成18年度税制改正では、あらかじめ決まった役員賞与であれば損金算入できる、という項目が入っています。

ただし、あらかじめ決まっている賞与、ということで事前に届出が必要です。
その詳細が明らかになってきました。

この届出をいつまでに届けるかというと、次のいずれか早い時期ということになりました。

1.その役員給与(賞与)にかかる職務執行が開始する前
2.会計期間開始後、3ヶ月以内

たとえば4月会計期間開始の会社が、1月~6月の職務に対応する役員賞与を、6月末に払う場合は、

1.1月の職務開始の前、すなわち12月末 か、
2.会計期間開始後、3ヶ月以内である6月末 の

いずれか早い時期、ということで、12月末までに届ける、ということになるわけですね。

なんとなく、わかりづらいですね。

ということで、本日も「実践!社長の財務」いってみましょう!

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■■  
■□  決算公告が厳しくなる?
■■  
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会社法では、株式会社は決算公告を行なう義務があります。

これは会社法で新たにできたわけではなく、商法にも規定されていたものでした。

これに違反すると、100万円以下の過料が課される、ということですが、実際これが適用された例は聞いたことがありません。

ほとんどの未上場企業は、この規定に違反しているにもかかわらず、です。

いわば、完全なザル法になっているわけですね。

会社法導入を機に、この決算公告の取り扱いが厳しくなるのでは、と言われています。

ただし、どのように厳しくなるのかはわかりません。
おそらく、特別に摘発されるようなことはないと思いますが、決算公告がいろいろな規定の適用の条件になったりすることは考えられます。

現に減資などは、決算公告をしていることが条件になっています。

そこで、今後、これにどう対応すべきか?
様子見というのが、最も多いのではないかと思いますが...

私としては、株式会社であれば、「決算公告をする」と覚悟を決めていくべき、と思います。

法律だから...ということではなく、決算をオープンにすることの意義を考え直してみることです。

今まで、決算をオープンにしなかったのは、得意先に見られて、儲かっているのがわかると、値下げ圧力がかかる...

あるいは、儲かっていない、財務内容が悪いと、信用をなくす、恥ずかしい...と言ったような理由かと思います。

まだまだ、いろいろな理由があると思いますが。

いずれにしても、社員も含め、他人には見られたくない、できれば、自分でいつでも操作できるような状況にしておきたい、
といったようなことがあるかと思います。
 

この状態は、決して理想的な状態ではないですよね?

数字をオープンにする、人から見られる、ということは、実は、自分を律することができる、もっと内容を良くしよう、という意思が働く...ということになるのではないでしょうか?

また、社員にオープンにすることにより、社員も数字のことを考えてくれ、その結果やる気も高まり、また、責任感も高まっていくのではないでしょうか?

数字をオープンにする、ということは、実はクローズしておくことの何倍ものメリットがあるのです。

現に成長している会社は、社外はともかく、社内にはオープンにしている会社が多いです。

また、反面、多くの社長は、できるならば上場してみたいなあ、と思っているのではないでしょうか?

上場するということは、すべてオープンにすることですからね。
実は、そのような社長は、数字をオープンにする覚悟は潜在的に持っているのです。

数字が良くなったら、オープンしてもいい、というのではなく、オープンにするから、数字が良くなるのではないでしょうか?

ですから、私としては、会社法うんぬんというよりも、会社が成長するために、決算公告をしてはどうか、と思います。

ホームページなどでも公告できますから、費用の問題はほどんどありません。

オープンにしてみたら、意外に恐れていたことは何もないはずですよ。
むしろ、いいことの方が多いかも。

オープンに値するような、いい数字を出すように、きっと社長も努力していくことでしょう。

どうしても、オープンにしたくないのなら、今ならまだ有限会社駆け込みで作れますし、合同会社(LLC)を作れば、いいのではないでしょうか。

ということで、これには賛否両論あるかも知れませんが、私は、上記のように思っています。

当社にも株式会社2社ありますから、今期から決算公告をするつもりです。

編集後記

今週土日は、ニュースレターの執筆に、セミナーテキスト作り、原稿企画案作成...その合間になぜか納骨殿見学...
あわただしい休日でした(とても休日とは言えないですね...)

納骨殿は、仲間がやっているものですが、今までに類を見ないちょっと画期的なもの...

興味のある方覗いてみては? ⇒ http://www.ruriden.jp/

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