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実践!社長の財務

資産の多重利用【実践!社長の財務】第977号

資産の多重利用【実践!社長の財務】第977号

2022.07.25

おはようございます。
税理士の北岡修一です。

先週は、楽天グループの役員の方の講演を聞きました。
その中で特に印象に残ったのは、今日のタイトルの話です。

これは、その際に紹介された三木谷氏の本にも出てきていますので、紹介しても良いかと思います。

楽天グループは、楽天市場から始まって、今は様々な会社がありますね。

楽天銀行、楽天証券、楽天トラベルなど、様々です。プロ野球もありますし、Jリーグチームもあります。

とは言え、まだ設立25年ですから、ものすごい成長率ですね。

やはりその原動力となっているのは、楽天市場を中心にした楽天経済圏という構想ではないでしょうか?

楽天経済圏とは、生活のさまざまなシーンで楽天グループのサービスを利用ことで、ポイントを効率的に貯めたり、運用できるサイクルのことです。

このポイントを活用することで、光熱費や通信費などを節約することができる、ということですね。

楽天グループがここまで急成長しているのは、楽天経済圏を利用するお客様と、楽天ポイントにある、ということではないでしょうか。

すなわち、楽天グループの一番の資産は、お客様そのものであり、そのお客様がポイントを活用することによって、さらに楽天グループのサービスを使ってくれる、それによって成長していくサイクルができているのです。

ポイントを付与することによって、お客様は楽天の他のサービスも活用しようと思います。

すなわち、既存客のデータ(ID)とポイントがあることによって、新たなサービスを立ち上げた際に、顧客を獲得するコストがかからない、ということになります。

これは大きいですね。

それによって削減したコストを、さらにポイントでお客様に還元して、さらにサイクルを回していく、という必勝パターンができているわけですね。

このように、楽天グループの場合は、お客様という資産を多重利用してビジネスを拡大しています。

これを自社では、どのように考えられるか。

自社の一番の資産とは何か?

それを多重利用するには、どうしたらいいか。

是非、考えてみて欲しいと思います。

編集後記

上記の講演会は、弊社で運営してるTMBCビジネス交流会で行ったものです。
このような「経営者脳を刺激する講演会」を、交流会の3回に1回行うようにしています。
あとの2回は、会員同士のビジネス交流、マッチング促進をやっています。
ご興味のある経営者の方は、是非、覗いてみてください。⇒ https://www.tmbc.co.jp/

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