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実践!事業承継・自社株対策

グループ会社の整理-組織再編【実践!事業承継・自社株対策】第271号

グループ会社の整理-組織再編【実践!事業承継・自社株対策】第271号

2025.10.16

Q:私どもは事業を3社体制で行っています。株主はすべて親族で持っています。ただ、事業の発展の経緯から3社体制となっており、相互に業務と人がからみ合って、仕事が進めづらくなっているのが課題です。

3社の業務は次のようになっています。
A社:イベント運営事業と物品販売業
B社:イベント関連のレンタル業
C社:物品の企画開発業

この体制を、イベント関連を一貫してすべて行う会社と、物品の開発販売を一気通貫で行う会社に整理したいのですが、どのようにしていったら良いでしょうか?

A:このような場合は、組織再編を使って事業の整理をしていくことが考えられます。

たとえば、次のようにしていきます。

1.イベント関連の事業を一貫して行うために、A社のイベント運営事業を吸収分割して、B社にくっつける。

2.物品の開発から販売まで一気通貫で行うために、1の組織再編後のA社に、C社を吸収合併する。

その結果、A社は物品の開発販売業となり、B社はイベントの運営から物品のレンタルまで総合的に行える企業になる、という組織再編ができます。

C社は消滅することになり、2社体制となります。

このように組織再編を活用することにより、事業が入り組んでいたグループの整理をすることができます。

また、税制適格の要件を満たすことで、各会社や株主に税負担がかからないようにしていくことも重要です。

《担当:税理士 北岡 修一》

編集後記

前々回の私が書いた日は、自民党総裁が決まる日でしたが、その後日本の首相が決まるはずだった15日は過ぎ、何か混とんとしてきました。政権を取るために烏合の衆だけにはなって欲しくないですね。

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