不動産 税金相談室
路線価が上がると固定資産税も上がるのか【不動産・税金相談室】

2026.07.07
Q 今年も7月1日に路線価が発表されましたが、私の家の前の道路もかなり上がりました。
これで4年連続大幅に上がっている状況です。
路線価が上がったことにより、固定資産税も上がるのでしょうか。
A 結論から言うと、路線価が上がったからといって、固定資産税が自動的に上がるわけではありません。
路線価は、主に相続税や贈与税の土地評価に用いられ、毎年1月1日時点の価格をもとに評価され、7月1日に国税庁から公表されます。
一方、固定資産税は、市区町村が決定する固定資産税評価額をもとに計算されます。
固定資産税評価額も道路ごとの価格(路線価)を基に算定されますが、それは国税庁が公表する「相続税路線価」 ではありません。
固定資産税には、市区町村が独自に定める「固定資産税路線価」が用いられます。そのため、相続税路線価が上がったからといって、固定資産税が直ちに上がるわけではないのです。
また、相続税路線価は、国税庁が公示地価などを基に設定し、公示地価の約80%を目安として算定するのに対し、固定資産税路線価は、公示地価や都道府県地価調査価格などを基準として評価し、公示地価の約70%を目安として算定します。
この固定資産税評価額ですが、これは毎年見直すのではなく、3年ごとに見直されることになっています。
また、住宅用地の特例や負担調整措置などにより、税額の上昇が緩やかになるケースもあります。
なお、令和8年の固定資産税評価額は、令和6年度の評価替えで決められたものが基本となっています。
評価替えは前述のとおり、全国一斉に3年ごとに行われますので、次の見直しは令和9年度ということになります。国税庁が公表する路線価と固定資産税評価額は連動しているわけではありませんが、ご質問のように4年連続で上昇しているということは、来年、令和9年度の評価替えには大きく影響してくるのではと、推測されます。
≪担当:税理士 北岡 修一≫
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