決算書をじっくり見て方針を考える【実践!社長の財務】第885号

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会社には、当然ですが、毎期決算があります。

1年間経営をした結果、決算書、特に貸借対照表B/Sと、損益計算書P/Lを作ります。

経営者の皆様には、是非、これをじっくり見てもらいたいですね。

1年間の結果はP/Lに、会社を設立して以来の結果はB/Sに表されています。

P/Lはわかりやすいですよね。
売上があって、原価や販管費を引いて、各種の利益が表示されています。

1年間活動した結果、どのくらいの費用がかかって、各種の利益はどうだったのか、これは社長が思い描いている状態と比べてどうなのか?

コロナを含め、いろいろなことがあったけど、思った以上にできたのか、できなかったのか、来期に向けてどう変えていったらいいのか...

この1年間の数字は、具体的なできごと、対処したことなどを思い浮かべられるので、すぐに変えていくことができることも多いでしょう。

B/Sの方は、それこそ今までやってきたことの全ての結果が表れています。

各種科目の残高が、多いか少ないかは、社長の方針の結果です。

たとえば、売掛金は売上の何カ月分か?とにかく回収は早くする、という方針できていれば、これは少ないはずです。そうなると現預金は多くなっています。

在庫を多く取り揃えて顧客のニーズに答えよう、という方針できていたら、商品などの棚卸資産が増えています。その代わり、現預金が少ないかも知れません。

それでも現預金が多ければ、仕入先に協力してもらって買掛金や支払手形を多くしたり、銀行からの借入金を多くしてきたのかも知れません。

それぞれの科目の残高が多いか少ないかは、全て社長の方針の結果です。

意図せず多くなってしまっている科目があるとしたら、それは明確な方針を立てず、場当たり的に対処してきた結果が表れている、ということです。

その意味で、B/Sを見ると、意図してやってきたこと、知らず知らずのうちにやってきたこと、などがよくわかります。

社長自身のやってきたことを反省するためにも、B/Sは是非、じっくり見て欲しいですね。

その上で、今後はB/Sをどのようにしたいのか、経営方針をどのようにしていくのか、考えて、決めて欲しいと思います。

外科手術的な思い切ったことをするのは別として、毎期毎期の営業活動の中で、B/Sを変えていくには、時間がかかります。

売上の計上や、回収の方針を変更して売掛金を減らし、現預金を増やしていくにも、1年、2年の歳月がかかります。

ただ、スタートしなければ変わっていかないですから、毎日、毎月、毎期の積み重ねで変えていく、というのが私は一番いいと思っています。

B/S、P/Lをじっくり見て、どのように変えていくのか、そのためにはどのような方針でいくのか、決算書を見ながら是非、考えてみて欲しいですね。

編集後記

11月は久しぶりに京都に行く予定があるのですが、せっかくだからGO TOトラベルが使えないかと思い、スマホをいじっていましたが、何かちょっと面倒くさそうですね。いろいろ登録もしなくてはいけないようで、とりあえずはまずメルマガ、ということで先送り。何か複雑な制度になったような気がしますね...。

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