毎期毎期、税引後利益を積み立てていく【実践!社長の財務】第852号

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顧問先などから、決算対策をしたい、というとそれは節税対策であることが、多いですね。

今期は利益が出るけれども、来期以降は先行き思わしくなく、今期のような利益は見込めないからだ、などが理由です。

節税対策でも会計処理でできること、未払いの費用を厳密に計上する、使っていないものを除却する、回収できない債権を落とす、などをやるのはいいでしょう。

むしろこれは、節税と言わずとも、しっかりやるべきこです。

また、使えば税金が減るような特例、所得拡大促進税制や、固定資産の購入に伴なう税額控除なども、しっかりと適用して、税金を減らすことが大事です。

その他、倒産防止共済や社員の退職金のための退職金共済、401Kなどの福利厚生など、会社や社員のためになる施策にお金を使い、経費にしていくのもいいでしょう。

そのような、やれるべきことはしっかりやって、それで残った利益に関しては、税金をしっかり払っていくことが、会社を発展させていく肝になると考えています。

それでも、まだ、お金を払って経費を使ってでも節税?をしようとする会社は、長い目で見て成長発展していません。

長年税理士をやっていると、会社が成長発展するかどうかは、そこが分かれ道になるなと感じています。

いつまでも決算で調整を繰り返していると、調整できる範囲の会社にしかならない、ということです。

言ってみれば、税金は、会社を成長発展させるための経費、と考えられるのではないでしょうか。

税金を払った残りが、当期純利益であり、これがバランスシートの繰越利益剰余金に加算され、純資産、いわゆる内部留保が増えていくのです。

この内部留保が、会社の基盤となって、不況で会社が苦しくなっても会社を守ってくれます。

また、千載一遇のチャンスが来た時には、これが原資となって、大きな投資を自己資金ですることが可能になってきます。

このような内部留保を作っていく基になるのが、利益であり、税金を払って当期純利益を最大限のプラスにすることなのです。

これを理解して、毎期、毎期、長年に渡って内部留保を積み上げていくことが肝要です。

これを歯を食いしばって10年も続けていくと、とてもいい会社になっていますよ。

そうでない会社との差は、正に雲泥の差がついている、ということになっています。

是非、そのような会社を目指してください。

編集後記

3月に入りました。3月と言えば、我々の最も繁忙期である確定申告の時期、期限が3/15に迫ってきます。
ところが、今年はコロナウイルスの影響により、4/16まで、確定申告期限が延期になりました。
とは言え、ここでタガを緩めてしまうと、ダラダラとなり仕事の効率が落ちてしまいますね。

延長になったのは、税務署が人だかりになって、ウイルス感染が広がらないようにするため。
私どもはやはり、3/15までに確定申告を終わらせる、ということを原則としてやっていかないといけないですね。

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