決算賞与などの会計処理【実践!社長の財務】第851号

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経営計画など、社員全員で共有し、その達成を目指す場合、営業利益や経常利益の数値を、目標として掲げるとが多いでしょう。

今期いくらの利益を目指す、というのは、これらの利益だと思います。

この場合、売上や利益で、一定の目標を達成すれば、社員に決算賞与を出そうと、約束している会社も多いかと思います。

この場合の会計処理に、悩んだりすることはありませんか?

せっかく目標の利益を達成したのに、決算賞与を出すことにより、利益が下がってしまうからです。

たとえば、社員には目標の5,000万円の経常利益を達成した、と言いながら、実際の決算書は、3,500万円しか経常利益は出ていない、ということになります。
(決算賞与を利益の30%、1,500万円出したとして)

もちろん、そのからくりは、わかっているのでいいのですが、結果の損益計算書だけ見ると、釈然としない思を持つ方もいるかと思います。

これは、決算の実績に応じて、翌期に役員賞与(損金になる「事前確定届出給与」)を出す場合も、同じです。

役員賞与を出すことによって、利益が落ちてしまいますので、何となく出しにくくなりますね。

そこで、この決算賞与や役員賞与の会計処理を、販管費で処理するのではなく、特別損失で処理してはいかがでしょうか?

決算賞与や役員賞与は、必ず出すものではなく、利益が一定額以上出た場合に、臨時的に出すものであれば、特別損益項目で処理しても、問題ないと考えます。

会計監査を行っている会社であれば、どうかはわかりませんが、そうでない中小企業の場合は、まったく問題ないと思います。

そうすることによって、実際の会社の実力は経常利益で表され、臨時的な損益も含んだ、最終的な損益は、当期純利益で表されるわけですから、損益計算書を見ても非常に納得がいくのではないでしょうか?

そのような会社は、是非検討してみると良いと思います。

編集後記

今日は天皇誕生日の振替休日。
税理士法人にとっては最も繁忙期の時の休みで・・・とは思いますが、却ってこの時に集中して確定申告ができるからいい、という社員もいました。
決して休日出勤を賞賛するわけではないですが(笑)、なるほど、と思いましたね。
私も午後から出て(午前中は家で原稿校正)、やろうかなと思います。

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