内部留保をいかに活用するか【実践!社長の財務】第807号

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相続税の納付方法【実践!相続税対策】第361号

利益を上げ、払うべき税金を払い、残った利益を内部留保として蓄積し、自己資本比率を高めていく。結果として、ちょっとやそっ
とでは潰れない、強い会社になっていく。

このようなことを何回も書いてきました。

自己資本比率を高めるのは、いざという時に会社を守るため、そして、ここぞという時に積極的に投資をするため、です。

ただ、内部留保をずっと貯めているだけ、という会社も中にはあります。安定していて良いのですが、何か活気がなかったり、成長性が感じられない状態に陥ってしまっています。

それは利益を内部留保するだけで、再投資に使っていないからです。ここぞ、という時があったにもかかわらず、積極的に行かなかった、安定志向にいってしまった、ということではないでしょうか。

何もしなければ、今のままで行けば安定しているのかも知れませんが、果たしてそれはずっと続くものなのか...どんな時代でもずっと続くビジネスモデルなどは、ないのでは?と思います。

話は違いますが、相続税の仕事などをしていると、お金をたくさん持ったまま、贅沢することもなく、日々倹約しながら質素に暮らして、亡くなってしまう方を、よく見かけます。

これだけお金があるのだから、もう少し自分のために使えば良かったのにな、と思いつつ、そのお金を巡って争族になってしまったりすると、やり切れない感じになりますね。

年をとって、お金はあるけれども、収入が年金くらいしかなくなってくると、お金は使えなくなってくるようです。
使えば減っていくだけだから、です。それを恐怖に感じるのかも知れません。

今の預金残高と、あと何年生きられるかを計算すれば、とても使え切れない金額を持っていたとしても、これから増えることはないと思うと、心理的にお金が使えないのではないでしょうか。

会社もこれと似たようなところがあります。オーナー企業などで、それなりに内部留保をしている、ただ、事業が多少時代に遅れてしまって、最近の売上や利益は停滞気味、となると、思い切った事業投資ができなくなる、というようなことです。

このような場合には、若い人たちにこれからどんな事業をしたらいいのか、自社にとって新たなビジネスモデルとは? などを考えてもらったらどうでしょうか?

個人は老いていくだけですが、会社であれば若手や新人の夢や希望、考えを取り入れていくことができるのですから。

多少の失敗は覚悟でやることも大事ですね。

編集後記

先週末は富山に行ってきました。友人が入っている異業種交流会の20周年ということで、ちょっとした話をさせてもらいました。ハプニングありの楽しい会でした。富山の皆様、ありがとうございました。ただ、東京の感覚で行ったら、富山はまだちょっと寒かったですね。

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