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実践!社長の財務

自社の会計処理ルールを決める【実践!社長の財務】第602号

自社の会計処理ルールを決める【実践!社長の財務】第602号

2015.05.18

皆様、おはようございます。
税理士の北岡修一です。

大阪都構想、歴史に残る激戦でしたね。
遂に最後まで、テレビに釘付けになってしまいました。

賛否両論はありますが、僅差とは言え、大阪は変わらないことを選択した...というイメージが残ってしまうのは、マイナスですね。

これからどう変わっていくことができるのかが、注目です。

ということで、本日も「実践!社長の財務」行ってみたいと思います。

自社の会計処理ルールを決める

強い会社・儲かる会社を目指していくためには、まずは、現状を正しく把握するための、会計のルールを決めることです。

もちろん、一般に公正妥当な会計基準が存在しますので、それに基づくことは、当然のことです。

ただ、自社に適用する時に、自社の業種や業務のやり方に合わせて、具体的にどのように行うのかを決めることが、大事なのです。

たとえば、自社の売上には、どのようなものがあるのか?

それらの種類ごとに、いつ売上が実現したと考えるのが、正しいのだろうか?

それは具体的に、何が起こった時に、何に基づいて計上すればよいのだろうか?

というようなことを、決めていくことです。

モノを売っているのであれば、商品の引き渡しをした時、あるいは通販であれば、発送した時? 検収が必要なものであれば先方の検収でOKが出た時・・・など、様々な時点が考えられます。

また、それらを何で確かめるのか?レジの記録、受取書、検収確認書、発送依頼書・・・等々、様々な書類があります。

重要な売上を把握するには、やはりきちんとした書類等での一対一の対応が重要になってきます。

もちろん、売上だけでなく、仕入の計上、経費の把握などを、すべてどのように行っていくのかを、決めます。

年次の決算では、ある程度の時間をかけて、この辺はしっかり吟味するでしょうから、正確な数字を把握することが比較的やりやすいでしょう。

ただ、月次決算でもしっかりできるかどうかは、あらかじめどのようにやるかを決めていないと、できません。

特に締日などが、月の途中にある場合には、月次の数字が正し出せないことも多いです。

売上は、10日と20日に締めて請求している、などの場合です。

あるいは仕入は、仕入先によって、締日が違って請求されてくる場合、どのように月次決算をするか、などです。

強い会社・儲かる会社にするためには、月次の数字をどう把握するかが、大変重要です。

毎月の数字をしっかり確認して、その内容を分析して、翌月の行動計画を立てていく。目標に達していなかったら、どのようにキャッチアップしていくか、作戦を練っていく。

そのようなことを、月次あるいは毎週、あるいま毎日の数字を見ながらやっていく必要があるのです。

そうしなければ、業績を上げていくことは、簡単にはできません。

いかに正しい数字を把握するか、強い会社・儲かる会社を作るためには、何を置いてもまずは現状の正しい把握が、必要なのです。

今一度、御社でもしっかりできているのか、チェックしてみてください。

編集後記

このところ父の事務所の整理について、編集後記書いていますが、しっかり読んでくれている人もいて、気にかけていただきありがとうございます。

その続きですが、土曜日は、一部父の自宅に持っていく備品を除いて、すべて産廃業者に持って行ってもらいました。
9:30からの予定が、私が9:00頃に行くと、もう事務所の前には産廃業者の人たちが20人くらい、ズラリと勢ぞろいして、トラックなども何台も停まっていてビックリ!
 
それから1時間ちょっと、あっという間にすべての備品は運び出しパーテーションは解体し、何もなくなってしまいました...。
その手際の良さはプロとは言え、さすがです。
 
でも多くの人数とあまりの速さに、共同ゴミ捨て場の鍵とか、ドアのストッパーとか、後で気がついたら全部捨てられてしまったのは失敗でしたね...(苦笑)。

これで父の事務所は完全閉鎖です。何十年もお世話になり感謝です。

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