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ギリギリの一点で仕事を取る【実践!社長の財務】第469号

ギリギリの一点で仕事を取る【実践!社長の財務】第469号

2012.10.29

おはようございます。
税理士の北岡修一です。

もう10月末ですね。来月から何と11月。当たり前ですが。
今年もいよいよ追い込み。
税制改正要求も、今ドンドン出ているところで、12月には大綱がでるはず。

それにしても、政治の方はまったく休眠中ですが...。

ということで、本日も「実践!社長の財務」いってみましょう!

ギリギリの一点で仕事を取る

今の日本経済、デフレスパイラルがなかなか止まらないですね。

様々なものの価格が、据え置かれたり、安くなったりしています。

日本の景気だけの問題ではなく、海外の安価な労働力を使った製品が、円高で安く入ってくることも、デフレ経済を助長しているのだと思います。

そんな中、やはり値決めというのは、経営の重要な要素です。

このメルマガでも何度か取り上げた、京セラ創業者、稲盛和夫氏の「値決めは経営」という言葉が、ズンと響いてきます。

同氏の著書で、次の部分は私がとても好きな言葉です。

「お客様が納得し、喜んで買ってくれる最大限の値段。
それよりも低かったらいくらでも注文は取れるが、それ以上高ければ注文が逃げるという、このギリギリの一点で注文を取るようにしなければならない。」

いくらデフレ経済であるとは言え、上記の言葉はよく噛みしめておかないといけないと思います。

デフレ経済であればこそ、と言った方がいいかも知れません。

この「ギリギリの一点」を見つけ出すのが、経営の重要事項なのです。

経営者の最も重要な仕事の1つです。

お客様の満足と、相反するかも知れない、企業の収益性の追求との、ギリギリの接点です。

これは一体どの点にあるのだろうか、これを見つけ出すことができれば、お客様には喜んでいただけるし、

企業の収益は、最大化することができます。

だからこそ、値決めは経営者の仕事なのです。

常にこの一点を模索していないといけません。
一度決めたからいい、というものではありません。

時代の流れや、商品の盛衰、ライバルの出現などによって、この一点は変わってくるからです。

さらには、標準的な売り方でない場合もあります。

仕様が一部変更になったり、特急で頼まれたり...
このような場合にはどう対処するのか、それも値決めの重要な要素です。

これについては、また、来週書いていきたいと思います。
 

編集後記

週末は、生まれて初めて正式なお茶事に参加してきました。
それも何と正客で(主賓みたいなもの)。前日のにわか勉強だけの知識で参加したので、ちょっと緊張しましたね。
 
でも、意外と自由でリラックスできる雰囲気でやっていただいたので、安心して楽しめました。
亭主のお茶を立てる時の、静かでゆっくり整然とした動きがとても印象に残りましたね。別次元にいるような感じです。

帰ってからも、自分の動きがゆったりと、きちんとしたものになってるような気がしましたね(笑)。1回でそんなに変わるわけないかもしれませんが...。

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