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実践!社長の財務

いかに変えていくことができるか【実践!社長の財務】第376号

いかに変えていくことができるか【実践!社長の財務】第376号

2011.01.17

皆様、おはようございます。
税理士の北岡修一です。

今年の税制改正案、相続税が大幅に増えることになりそうですね。
政府としては、相続税の納税割合4%を、6~7%に引き上げたい考えのようですが、もっと増えるような気がします。

標準世帯で、4,800万円以上資産があれば、相続税がかかるわけですから、都内で坪120万円の土地が40坪もあれば、オーバーするという計算ですね。

そんな折り、弊社でもこのための対策が必要になってくると考え、今、相続税対策専門サイトを立ち上げようと、準備をしております。

また、オープンします折りにはご案内しますので、是非、ご活用いただければと思います。

ということで、本日も「実践!社長の財務」行ってみましょう!

いかに変えていくことができるか

日本は世界でもNO.1の長寿国です。

それは、企業も同様です。100年以上続く老舗企業の数は、日本が圧倒的に世界NO.1だそうです。(数字は控えていませんでしたが)

なぜ、それ程老舗が多いのか?

日本が伝統とか、代々継続することを大事にする文化がある、ということもあるでしょうが、

やはり、かの有名なダーウィンの言葉を実行しているからでしょう。

「この世に生き残る生き物は、最も力の強いものか。

そうではない。最も頭のいいものか。そうでもない。

それは、変化に対応できる生き物だ」

企業も本当にこれと同じだと思います。

弊社の顧問先にも、50年、80年、100年と続いている企業があります。

まだまだ、隆盛を極めているところもあれば、かなり生息吐息でアップアップしている会社もあります。

その差の原因は、正に上記のとおり!

ある老舗企業の3代目社長も、そうです。

企業の業績としては、実質10数年赤字が続いています。
資金繰りも当然、厳しい状況です。
毎月毎月、手形を落とすのに四苦八苦です。

当然、いろいろな対策は打ってきましたが、一向に業績は回復せずに、どんどん売上は落ち、悪化するばかりです。

社長は、一生懸命いろいろ変えてきたのですが、肝心なものが変えられないのです。

それは2つのものを捨てることだと、私は思っています。

これは恐らくどこの老舗企業の経営者にもあるのだと思いますが、

1つにはもの、形あるものです。
そしてもう1つは、老舗企業である、というプライド、自負心ですね。

この2つが、なかなか捨てられないのです。

この2つさえ、きれいさっぱり捨ててしまう覚悟があれば、復活することは可能だと思うのですが、簡単ではないようですね。

 
老舗企業とはいえ、結局引き継げるものは、最後は、目に見えないもの(精神、考え方、技術、伝統、社風、評判等)なのではないでしょうか?

それを大事に引き継いで頑張っていけば、目に見えるものはいくらでも、変えても、捨ててもいいのではないでしょうか?

編集後記

すごく寒いですね。インフルエンザも流行っているようで、皆様、注意してくださいね。

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