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実践!社長の財務

会社を一番に考える【実践!社長の財務】第286号

会社を一番に考える【実践!社長の財務】第286号

2009.04.27

皆様、おはようございます。
税理士の北岡修一です。
 
GW目前、早い人は既にGWですね。
とてもいい季節で、ノンビリする気がしますが、月末でもあり、そうも言っていられません。

今日は、早速「実践!社長の財務」いってみたいと思います。

会社を一番に考える

私も経営者であるので、これは常に思っていることなのですが、利益が出たらどのように分配していくか、ということについてです。

会社の関係者としては、社員、経営者、株主、取引先などがあるかと思います。

取引先については、通常の取引の中で十分恩返しをできますし、場合によっては、接待や贈り物などでも感謝を表すことができます。

経営者や株主については、還元するにしても、最後の最後ということになると思います。

 
やはり利益が出たら一番に還元したいのは、社員ですよね。

利益も出ないときから、決して高くない給与で、一生懸命働いてきてくれた社員に、やはり利益が出たら還元してあげたいという思いは、経営者に共通のものだと思います。

しかし、利益が出たからといって、給与をドーンと上げてしまうと、その後も継続して給与を払えるのか、という問題が出てきます。

社員の給与は一旦上げたら、下げるのは簡単にはできることではありません。基本的には、一旦上げたら下げるべきではないですよね。

したがって、利益が出たときは、賞与=一時金などで、還元してあげるのが、良いと思います。

しかし、私は最も優先するのは、「会社自身に配分する」ことだと思います。

会社に配分する、すなわち、内部留保するということです。

会社を一番に大事にする、ということですね。
会社に配分して、内部留保を貯めて、大事に育てていく、ということです。

儲かったのに、社員や株主には、そこそこしか配分しないで会社に残しておく・・・ケチな経営者に見えるかも知れません。

しかし、会社を大事に育てていく、ということは、将来、会社自身が、社員や経営者、株主、取引先を守ってくれることになるのです。

ちょっとやそっとでは倒れない厚い内部留保を持った会社は、社員や経営者の将来の生活を守ってくれることになるんですね。

目先の分配にとらわれずに、長い目で見て、会社を育てていくことが大事なのです。

会社は「金の卵を産むガチョウ」だと思います。
いや、意識してそのようなガチョウに育てていく、ということですね。

間違っても、金の卵を産むガチョウを殺すようなことがあっては、いけないのです。

編集後記

日曜日、若きサムライ炭焼師 原伸介さんのお話を聞いてきました。
子供の頃の素直な自分の夢を実現した原さんの話を聞いて、本当に自分の夢や理念に、素直にブレずに、回りに惑わされずに、突き進んでいくことは、すばらしいなあ、魅力的だなと思いました。
 
振り返って、自分はどうなのかなと、夢や理念がブレていないだろうかと、考えさせられました。

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