実践!社長の財務
「高収益企業への9ステップ」まとめ【実践!社長の財務】第285号
2009.04.20
皆様、おはようございます。
税理士の北岡修一です。
4月もいよいよ下旬、来週からはもうGW突入ですね。
本当に早いものです...
GW前に、やっておかなければいけないこと、リストアップして今週中に手をつけておかないといけないですね!
ということで、早速「実践!社長の財務」いってみたいと思います。
会計をベースにした「高収益企業への9ステップ」まとめ
先週で、一通り「高収益企業への9ステップ」のシリーズが終わりました。
何度も書いていることが主ですので、目新しいことはなかったかも知れませんが、数字や会計を、経営の中枢に据えておくことが、高収益企業になるためには、必要不可欠であることが、わかったいただければ、嬉しいです。
「会計を中心にして、高収益企業を作っていこう」という、この9ステップを、全体的に見れば、大きく2つに分かれます。
1つは、「会計を見る土台」を作っていこう、ということです。
非常に基本的なことなのですが、会計に対する「考え方」の部分です。
「会計は、経営に役立つものだ。」
「会計は、経営をしていくのに、必要不可欠のものなんだ。」
ということを、心から認識してもらう、ことです。
会計が重要だ、とういことは、頭ではわかっていても、心からわかっていない...
だから、会計の操作・調整をしたり、公私混同をしたりしてしまいます。
本当に会計の重要さがわかっていれば、そんなことはできないはずです。
まず、この考え方の部分を正しく持ってもらう、この「会計を見る土台」がなければ、永続的な高収益企業には、なっていかないと思います。
上記は、それを持っている人から見れば、当たり前でとても幼稚なことかと思います。
わざわざ税理士が、メルマガで書くようなことではないのかも知れません。
でも、多くの中小・零細企業の経営者は、上記の土台ができていないと、私は感じています。
だから、あえて何度も書いています。
さて、9ステップのもう1面は、「会計をいかに活用するか」ということです。
一般的には、こちらのことが強調されます。
数字を見て、いかに経営に活かしていくか、ということです。
これは月次決算をベースに、いかに損益計算書、貸借対照表を良くしていくか、ということですね。
大いに技術的な側面もあるかも知れません。
しかし、基本的には難しいことではありません。
損益計算書においては、「売上を最大にして、経費を最小にする」貸借対照表においては、「資産はできる限り落とし、負債はすべてを計上する」ということです。
そして、両表の最大の目標とするところは、自己資本比率を最大限に高めていく、ということです。
これができれば、強い会社・儲かる会社、そして、継続する会社になっていくことができます。
カンタンではありますが、これが、会計をベースにした
「高収益企業への9ステップ」のまとめ、です。
編集後記
私が独立時、大変お世話になった方の葬儀に行ってきました...事業で大成功されても、やはり人生はかないものだと思います。
「人生お一人様1回限り」これもお世話になっている先生が良く言う言葉ですが、正にそのとおり...人生1回しかないのだから、精一杯やりたいことを、思いっきりやらないと損ですね。
頑張りましょう!
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