利益構造を検討する【実践!社長の財務】第561号

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皆様、おはようございます。
税理士の北岡修一です。

今日は時間がないので、早速本文に行きたいと思います。
 
本日も「実践!社長の財務」よろしくお願いいたします!

利益構造を検討する

会社がしっかりと利益を上げていくためには、あらかじめ利益の構造を考えておくことです。

製造業は製造原価があるので、ちょっと複雑になるため、ここでは、製造業や建設業以外で考えてみます。

利益の構造は、たとえば次のように考えます。

1.売上高 100
2.売上原価 50
──────────
粗利益 50  
  
3.人件費 25  
4.経費  20  
──────────
経常利益 5  
  
現状、原価は50%かかる。

人件費も、社会保険の負担や退職金の掛金なども入れてどうしても50%はかかっている。

経費は、ほとんど固定費が多いが、現状では20かかる。

その結果、経常利益率は5%となっている。

このような状況で、経常利益率を10%に上げたいと思えばどこを、どう変えていったら良いか、上記を見ながら考えるわけです。

もちろん、上記はサマリーであって、実際にはそれぞれの内訳を見ながら考えます。

ただ、大きくまずは、上記のような括りで考えて見ることをお奨めします。

来期の計画を作る時に、

原価をあと2%下げられれば、粗利は52%になる。

人件費は、なかなか下げられないので、むしろ現状の水準を維持することとして、25とする。ただ、粗利が上がっているので、粗利に対する比率は48%になる。

経費は、固定費なので、これをもう少し下げる努力をしよう。
皆で知恵を出し合い、創意工夫して、20を17まで下げよう。

こうすると、損益計算書は次のようになります。

1.売上高 100
2.売上原価 48
──────────
粗利益 52  

3.人件費 25  
4.経費 17  
──────────
経常利益 10  

何と売上は増やさずに、目標である10%の経常利益を達成することができるのです。

ポイントは、経費ですね。経費を17に下げたことが、大きく利益率の向上に寄与しています。

でも、20を17なら、何とかできそうな気がしませんか(笑)?
15%減と結構大きい削減ではありますが。

でも、経費がそこまで無理であれば、経費を増やさずに売上を増やす努力を、同時に行えばいいのです。

このように利益モデルを作ってみると、難しそうな経常利益率10%も、やればできるのでは、という気になってきます。

是非、自社の利益モデルを作ってみてください。

編集後記

先週、娘がベルギーへ1年間の留学に旅立ちました。成田まで送ってきましたが、やはり出発間際はしんみりきますね。これから1年間会えないのか、と思うとちょっとこたえますね…。元気で頑張ってきて欲しいです。

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