攻めるべき時には攻める【実践!社長の財務】第683号

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皆様、おはようございます。
税理士の北岡修一です。

資本金1億円以下の中小法人には、税法上様々なメリットがあります。
そのため、減資をして資本金を1億円以下にする例が、後を絶たないといいます。

今回の税制改正でも資本金以外の基準を設ける、というようなことが以前より言われていました。

今日の日経新聞には、数年の所得の平均が15億円を超えるような企業は、資本金が1億円以下であっても、政策減税などの税優遇は受けられなくなる、と発表されています。

資本金という調整できるもので、税金が変わってくる、というのもおかしなものですから、やはり企業の実質を見て欲しいところですね。 

ということで、本日も「実践!社長の財務」よろしくお願いいたします。 
 

攻めるべき時には攻める

会社は、攻めるべき時に攻めないと、なかなか成長しませんね。

慎重な経営は大変大事ではありますが、「大胆さと細心さを併せ持つ」ということが大事です。

経営指標などの欠点は、慎重さばかりを強調してしまう面がありますね。

あまりにも細かい指標を気にしすぎるため、チャンスを逃がし、ずっと小さい会社のままで、その内、経営者も年を取ってくると、成長意欲すらなくなってしまう・・・そんな会社もありますね。

成長する会社を見ていると、ちょっと大丈夫かな、という投資をして、拠点を増やしてしまう。

案の定、なかなかその拠点が思うように売上を伸ばせないのですが、2~3年もすると、しっかり採算を取れるようになっている。

そんなような拠点を、年にいくつか作っていくと、あっと言う間に拠点が増え、売上が増え、まだまだ利益率が低いながらも何とか利益は出ている。

その内に、社内にいろいろな機能ができて、人も育って、規模のメリットなども追及しながら、利益率も高まってくる。

10年も経つと売上も100億を超え、立派な中堅企業になっている。

というような会社が、弊社顧問先にも何社かありますね。

こちらは大丈夫かな?と思いながら、ハラハラ見ているのですが、社長にはもちろん勝算があってやっているのでしょう。

一時的には財務比率が悪くなっていることもありますが、ポイントは押さえているのです。

ポイント(細心さ)さえ押さえておけば、ある程度大胆にやっていくところがないと、会社というのは大きくならない、成長しないなと、最近思います。

そのポイントとしては、
1.キャッシュフロー
2.メリハリのついたお金の使い方
3.人を見る、育てる

ですかね。

大胆にやるにしても、キャッシュが回らなくなってしまったら事業は継続できません。

それにはキャッシュが回るように細心に注意しておくこと、現金を持っていること。

現金は最低でも売上1か月分のお金は、常に持っているように。
できれば、1.5~2カ月です。

成長している時は、銀行からお金を借りて、その水準の現金を持っておくことです。急に足りなくなったら大変なことになります。

メリハリのついたお金の使い方は、かけるべきところにお金をかけ、かけなくていいものには、最小コストで回せるような仕組みをつくる、ということです。

成長している時は、お金はいくらあっても足りないわけですから、どこにかけるかをハッキリさせておかないといけないですね。

人を育てる、人を見ながら仕事を任せていく、多少背伸びをさせて育てていく、これは言うまでもないことですね。

そういう中で、経営指標をどう見ていくか、計画と実績をどう近づけていくか、やはり財務は成長するために活用したいものです。

編集後記

あっと言う間に12月ですね。12月はバタバタするのでしょうが来年に向けての構想、準備なども同時に考えていく時期でもあります。来年どんな風にしようか、ある程度は考えて、年末正月のやすみで決意をする、やはり新年を迎えるというのはそのような契機にしたいものですね。

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