お金を使う勇気【実践!社長の財務】第572号

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皆様、おはようございます。
税理士の北岡修一です。

税務調査真っ盛りの季節ですね。先週、今週と税務調査の立会いに追われています。

今週も気を引き締めて、行かないと!

ということで、本日も「実践!社長の財務」よろしくお願いいたします! 
 

お金を使う勇気

最近、相続税の申告や遺言を書くお手伝いの仕事が、結構多くなっています。

相続税の申告や遺言をするわけですから、それなりの財産を持っている方です。

それだけの財産を作り上げてきたことは、すばらしいことなのですが、そういう状況を見ていると、ちょっと思うことがありますね。

なぜ、こんなにたくさん現金を遺しているんだろう...と。

もう少し使っても良かったんじゃないかなあ...ということです。

先日も、90歳以上のご夫婦の遺言のお手伝いをしましたが、お2人合わせると、数億円の預金や上場株式、投資信託を持っています。

もう90歳以上ですから、そう使えませんよね。そして、お2人ともとても元気。頭も冴えています。

ただ、やはり足腰が弱っているので、旅行などはもうちょっときつい感じです。

 
それだけのお金を持ちながら、住んでいる家は頑丈ではあるけれど、かなり古くなっていて、決して贅沢な暮らしをしているわけでありません。

お手伝いさんなども頼むこともなく、今も節約してつつましやかな生活をしています。

奥様曰く、「タクシーなんか乗ったこともない。もったいないから。一生懸命こつこつ貯めてきたら、こんなになっちゃった。不思議だよねぇ...」

なんて言っています。本当に正にそのとおりなんでしょうね。

確かにご主人と共に、がんばってきたんでしょうが、何のためにお金を貯めているんだろう...もっと、使ったら良かったのに...と思ってしまいますね。

結局、遺言も子供たちにどうあげるのか、ということになります。争いにならないようにと...。

ただ、子供と言っても、もう60代半ばですが...。

お金を貯めた結果、子供たちの争いを心配しているのでは、余計に何のためにこれまで...という気が増してしまいます。

その他にも、相続税の申告業務をしていて、70歳位で亡くなられた経営者ですが、一生懸命働いてきただけで、かなりのお金が残りましたが、結局自分で使わずに逝ってしまったケースなんかも、何か虚しさを感じてしまいますね。

本当に、世のため社員のため頑張ってきたのに...。

ある程度お金が貯まると、使うのが怖くなる、減ってしまうのが怖くて使えなくなる、ということがあるのではないかと思います。

特に、引退して、もうこれ以上は増えないとなると、将来のことを考えるととても使えない、ということがあるのではないでしょうか?

お金を貯めてきた人は、心配性の人が多いので、より強くそのような傾向があるような気がします。

お金はいくら持っていたらいいのか、というのは難しいことではありますが、どう使うのか、使いたいのか、ある程度は決めて、それを実行していく勇気、みたいなものを持つことも大事なのでは、ないでしょうかね...?

編集後記

日曜日は母校のホームカミングデーでした。卒業生が年に1度大学に戻ってくる日です(私は毎月戻っていますが(笑))。

本当にいい天気で、皆でカレーを売ったのですが、1時過ぎには完売! 去年の大雨-中止-売れ残りとは、雲泥の差でしたね。 とっても気持ちよく打上げを行うことができました。

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