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実践!社長の財務

お金がプラスになった時が本当の設立【実践!社長の財務】第546号

お金がプラスになった時が本当の設立【実践!社長の財務】第546号

2014.04.21

皆様、こんばんは。
税理士の北岡修一です。

今日は、朝からどうしても終わらせないといけない業務がありメルマガが、夜になってしまいました。

遅くなりましたが、本日も配信させていただきます。

ということで、本日も「実践!社長の財務」よろしくお願いいたします!

お金がプラスになった時が本当の設立

先週のメルマガにもご案内を載せていましたが、先週火曜日私どもの主催するビジネス倶楽部で「勘定奉行にお任せあれ」で有名な、OBCの和田社長にご講演いただきました。

その中で、財務的な面で印象に残ったことが、冒頭の「お金がプラスになった時が、本当の設立だ!」ということです。

OBCは、和田社長がまだ20代の時に創業した会社ですが、やはり立ち上げの時の資金繰りには、相当苦労したとのこと。

最初の会計ソフトを開発する時の、種銭づくりの話しも相当面白かったのですが、これはやはり今は上場企業であることから、オフレコにしておきます。

和田社長が、何度も口にしていたのが「固定費」。

とにかく、まずは固定費を上回る収入を上げること。固定費が一人あたりいくらだから、それを上回る金額を、まずは上げること。

お金があって始めた事業ではないのですから、固定費以上の収入、純収入を上げないと、すぐに資金繰りに行き詰ってしまいます。

そこで、1年かけて最初の会計ソフトを作ったところから、(そこまでは、種銭でまかなえた)3か月で何としてでも、固定費を上回る収入を上げよう、と決めたそうです。

それができなかったら、会社を本当に設立したことにはならない、本格的な資金調達もしない、と決めたそうです。

固定費もまかなえない収入しか上げられないのであれば、借入をしても、返済できなくなるだけです。

だから、3か月でそれができなければ、会社は継続しない、そこでやめる、ということだったのだと思います。(そこまでは、言いませんでしたが)

そのくらい必死でやったからこそ、見事に3か月でその目標を達成したのです。

そこで冒頭の言葉が出たのですね。お金がプラスになった時が本当の設立だ、と。

経営は生易しいものでは、ないです。やはり設立当初はお金との闘いです。

ヘタに大きなお金(資本金)で会社を作ってしまうと、そこのところの感覚が鈍ってしまうかも知れませんね。

お金がないからこそ、結果としてうまくいった、ということは多いのではないでしょうか?

やはりものごとを始める、軌道に乗せるには、必死さ、情熱が必要なのです!

これから事業を始める方、始めたけどまだ軌道に乗っていないという方、是非、まずは何としても固定費をまかなえる会社にする、それができないのだったら、会社の継続を考え直す、というくらい、

期限を決めて、背水の陣で臨んで欲しいですね!

編集後記

夜になってしまったのは久しぶりですね。いつも自宅でやるのが今は会社でやっています。そのため、ちょっとトーンがビジネスモードになっているかも知れませんね(笑)。やはり朝の方が頭もスッキリ、いい感性で書けているかなあ、などと思いつつ、来週からはまた、朝書いていきます。

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