バランスシートを強くする経営をする【実践!社長の財務】第846号

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損益計算書(P/L)はよく見るが、貸借対照表(B/S)バランスシートは、あまり見ないという経営者は多いように思います。

P/Lは、売上から経費を引いていって、利益を出す、という形式でわかりやすいが、B/Sは見てもよくわからない、というのが多いからなのでしょう。

確かに意味はわかりづらいですが、強い会社、いい会社を作っていこうと思ったら、B/Sを強くしなければいけません。

損益計算書は、毎期毎期ゼロからスタートしますが、B/Sは、会社設立以来の積み重ねでできていますから、そう簡単には変わりません。

毎期毎期の地味な努力の積み重ねでしか、変わっていかないのです。だからこそ、こう変えていこう、という経営者の意思が重要なのですね。

B/Sは、筋肉質であることを目指して欲しいですね。

ごちゃごちゃと、いろいろなものが資産にあるような、ダブついたものでなく、不要なもの、価値のないものは削ぎ落されたB/Sです。

不要なものが貯まりやすいのは、回収できな売掛金、不良な在庫、稼働していない固定資産、その他資産性の乏しい仮勘定などです。

いい会社のB/Sは、本当にスッキリしているものですね。それなりの大きな事業をやっているのに、こんなにすっきりしているのか、と感動するくらいです。

ごちゃごちゃした資産がたくさんあると、それに対応するように借入金も多かったりします。

B/Sの左側の資産が膨らめば、右側の何かが膨らむのです。バランスシートですから、必ず左と右がバランスするのですね。

その右側は負債、借入金や未払金、支払手形などが膨ら
むわけです。それがバランスシートです。

ですから、筋肉質のB/Sにしたければ、まずは資産をよく見直さなければなりません。

さらに、不要な資産を減らし、負債を減らして、強いB/Sを作っていくためには、右側の下、純資産を増やしていく必要があります。

不要な資産を減らすと、損が発生します。売掛金であれば貸倒損失、在庫であれば在庫の廃棄損や粗利の低下、固定資産であれば、固定資産売却損、除却損です。

これらを吸収するためには利益が必要です。地道に利益を上げながら、これらの不良資産をなくしていくわけですね。

その上で残った利益が、右側の下、純資産に繰越利益という形で貯まっていきます。

筋肉質のB/Sにしていくためには、売上よりも利益をしっかり上げていくことが大事です。

そのためには、前々回話した「粗利をしっかり取る」ということが大事なのですね。

損益計算書の結果を、何年も積み上げることで、バランスシートを変えていくことができるのです。

本当にバランスシートは、地道な努力結果だと思いますね。是非、そのようにじっくり取り組んで欲しいと思います。

編集後記

土曜日は、母校の税理士会新年会で、ついつい飲み過ぎてしまいました。その結果、日曜日は1日中調子悪かった
ですね。まあ、本当、日曜日で良かったです。
調子に乗ってワインなどを飲み過ぎてしまうのは、危険ですね(笑)。

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