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実践!社長の財務

必ず黒字にする【実践!社長の財務】第746号

必ず黒字にする【実践!社長の財務】第746号

2018.02.19

皆様、おはようございます。
税理士の北岡修一です。

確定申告真っ盛り。いよいよ先週から受付が始まりましたが、確定申告する必要のある方、なるべく早くやってしまいましょう。

この時期私ども税理士業界は、電子申告が進んだからと言ってやはり最も繁忙期ですね。

申告書作成もそうですが、何より大変なのはチェックです。

皆、担当の申告を作りながら、他の人がやったものもチェックする。ダブルチェック、トリプルチェックは欠かせませんので思った以上の時間がかかります。

プロの仕事はやればいい、終わらせればいいというものではなく間違いないものでなければいけない、ということです。

あと1カ月弱、本当に気の抜けないところです。

では、本日も「実践!社長の財務」よろしくお願いいたします。

必ず黒字にする

12月決算の会社も、ほぼ決算が出揃ってきた時期です。

黒字の会社もあれば、残念ながら赤字の会社もあります。

と言うか、弊社の顧問先や関連している会社を見ていても、思ったよりも赤字の会社が多いな、という気がします。

世の中景気が良いと言われていますが、個々に見ていると決しそうでもないですね。

不動産市況などは、実は2015年がピークだった、なんて話も聞きましたが。

しかし、赤字を出す会社は、失礼な言い方かも知れませんが、赤字を容認している会社、という気がします。

赤字でいい、なんて会社は本来ないのですが、途中から赤字に陥ると、「今期はこういう事情だから、赤字でしょうがない」と諦めてしまう会社です。

そうなると、やはり思ったとおり赤字になります。

会社であれば、まずは今期の計画の達成を目指すこと、です。

その計画の達成が難しくなったとしても、万が一にでも赤字にはしない、という経営者の気持ちが必要ですね。

絶対に赤字にしない、という気持ちがあれば、最低でも黒字にすることができるはずです。

直前であれば、難しいかも知れませんが。

そのために月次決算もあるのです。今期赤字になりそうかどうかは、月次を見ていればわかります。月次プラス決算までの予測をすれば、真剣な経営者であれば、どうなりそうかくらいはわかってきます。

6カ月前、3カ月前と、その状況を見ていけば、ではどうしたらいいか、というのは対策が必ず出てきます。

どんな対策を打ってでも、絶対に赤字にしない、そのような覚悟で、経営に臨んで欲しいですね。

1期くらい赤字にしても、翌期取り戻せば実際には何てことないのですが、粘りなく諦めるクセをつける(経営者だけでなく会社全体にも)のは、非常に良くない習慣です。

赤字になりそうだったところを、皆の頑張りで何とか乗り越えて黒字にした、という体験が大変貴重になるのです。

以前できたのだから、今回も必ずできる、という経験、自信につながっていきます。

簡単に赤字になってしまう会社を見ていると、粘りと言うか、気迫がないですね。赤字がクセになってしまうこともあります。

毎期黒字を出す、ということは、多少でも内部留保を増やしていくことができる、ということです。

少しずつでもプラスが増えていくのです。
これが1期でもマイナスがあると、せっかく増えていたプラスが減ってしまいます。

プラスになるはずだったものが、マイナスになれば、倍違うということですね...。

少しずつでも連続してプラスを積み重ねていく、ということが、地道だけど本当に強い会社を作っていくことにつながっていくのです。

編集後記

オリンピックようやく金2個、やりましたね!羽生選手と小平選手。当然、取ってくれると期待されて、それを取る、というのは、もの凄く大変なことだと思います。本当におめでとうございます!

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