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実践!社長の財務

利益よりも公正さを優先する【実践!社長の財務】第347号

利益よりも公正さを優先する【実践!社長の財務】第347号

2010.06.28

皆様、おはようございます。
税理士の北岡修一です。

ワールドカップ、岡田ジャパン、決勝進出やりましたね!!
朝早くから起きて見た甲斐があります。

こうなったら目標のベスト4まで、何とか突き進んで欲しい!そう思いますね。

それにしてもサッカーというのは不思議ですね。たかが?サッカーでこれだけ盛り上がって、日本が元気になって、経済も良くなるような気がしますので...

ベスト4まで行ったら、相当景気が良くなるのでは?なんて、そんな単純ではないですかね...?

ということで、本日も、実践!社長の財務いってみましょう!

利益よりも公正さを優先する

稲盛和夫の実学を題材にして、半年以上このメルマガを書いてきました。

いよいよ終盤に来ており、今日を含めてあと3回で完結しようと思っています。

 
京セラは上場企業ですから、ディスクロージャーやIR活動というものが大変重要になってきます。

ただ、同じ上場企業のディスクロージャーと言っても、単に制度だから行なっている場合と、投資家に対し真剣に、今企業がどうなっているのかを伝えようとしているのとでは、雲泥の差があると思います。

それは、企業が良くない状態になった時に、最も端的に表れるのではないでしょうか。

どんなに「良くない状態」が起こったとしても、勇気を持って真実をありのままに伝えられるかどうか、ということです。

特に不祥事などは、それが起こった当初からそのような態度で臨むか臨まないかで、その後の展開は決定されてしまうものです。

すべてをありのままに伝えて、迅速な対応ができる会社こそが、逆に信頼を高めていくことができているものです。

これは本来、不祥事対応、という話ではないと思います。

普段から、企業の実態を正しく開示する、それは制度ではなく、会社の投資家や顧客や社員を大事にする、という根本的な考え方から発せられたものでなければなりません。

そういう企業であれば、不祥事であろうと何であろうと、間違った対応にはならないはずです。

これは、上場企業だけの話ではありません。

中小企業にだって、企業活動をしている中で、お客様や社員や、金融機関や税務署や、いろいろなところに対し、「良くない事態」が起こったりしているはずです。

その時に、どのような対応をするか、です。

うまく取り繕ったりして、誤魔化してしまうのか、それとも真実を公開して、誠心誠意の対応をするのか、そういうことの積み重ねで企業の信頼は培われていくものだと思います。

実学の精神である、「利益よりも公正さを優先する」これが常にできているかどうか、経営者は常に自問自答すべきではないでしょうか?
 

編集後記

このメルマガはいつも月曜日の朝書いているので、結構時間がないことが多いですね。編集後記など、時間がなくて、何書いていいかわからなくて、焦るのですが、そういう時は何かがパッと出てくるんです。

ただ、今日は時間がちょっとあって、逆にゆったり考えていると何も出てこない...不思議なものです。ということで、今日はこんなどうでもいいことを書いています...。

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