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実践!社長の財務

小さいことの積み重ね【実践!社長の財務】第301号

小さいことの積み重ね【実践!社長の財務】第301号

2009.08.10

皆様、おはようございます。
税理士の北岡修一です。
 
朝からすごい雨ですね...この8月雨が多いので、農作物のできなどちょっと心配です。
 
今週夏休みの人も多いでしょうから、天気回復するといいのですが。

ということで、早速「実践!社長の財務」いってみたいと思います。

小さいことの積み重ね

会計から見ていて安定した会社を作るには、「小さいこと、小さい数字を積み重ねていくこと」というのが、非常に大事だと思います。

業種、業態によっては、大きな売上がドーン、ドーンとたまに入ってきて、それらがない時は売上が全くない、という会社があります。

不動産会社や建設会社、ソフトウエアやイベントなどの開発請負会社や特注品の製造会社などにそういう会社が多いですね。

案件が重なると、大きく儲かりますが、案件がひととおり終わってしまうと、急に赤字の会社になったりします。

そういう会社は儲かる時は儲かるけども、安定性にかけるきらいがありますね。
計画が立てにくいので、経営として安定するのがなかなか難しいです。

会社が安定的に収益が上がり、利益や資金繰りも安定させていくには、小さい仕事、小さい収入を、多くのお客様から継続して得られるようにしていくことです。

一度きりの大きな取引を中心にするのではなく、繰り返し繰り返し買ってもらえるような、継続した商売ができる仕組みをつくることです。

そういう意味では、小売業や飲食業などは本来強いはずです。
ただし、そのためには、商品やサービスが良くないとだめですけどね。商品やサービスを徹底的に磨くことが大事です。

製造業だって、大きなモノを作るだけではなく、小さなもの、毎日消費するもの、消耗品的なものを作ることによって、繰り返し売上を実現することができますよね。

人は石垣というように、経営も石垣だと思います。
石垣は、大きい石と小さい石がうまく重なりあって、強い石垣ができています。

経営も、小さい商売を積み重ねていくと、たまに大きな商売にめぐり逢うことがあります。
小さい商売を一生懸命継続してやることにより、その延長に大きな商売がめぐってくる、私はそのような気がしています。

このたくさんの小さい商売と、すこしの大きな商売が重なりあって、強い会社になっていくのでは、と感じています。

是非、小さい商売、小さい売上を大事に育てていって欲しいと思いますね。それが会計面からも会社を安定させていく秘訣だと考えています。

編集後記

週末は、長野県の伊那方面に行ってきました。知る人ぞ知る伊那食品工業さんに12名で訪問し、会長・専務にお話を聞いたり、会社内を案内していただいたり、帰りには同社の寒天製品をたくさん買ってきました。

いたるところに社是である「いい会社にしましょう」が貼ってあり、まさにそれを実現する活動をたくさんやっており、また社内がどこもピカピカで、人も会社も明るい、本当に雰囲気のいい会社でした。

経営に対する独特の考えがたくさんあり、会計面でも参考になることや刺激になることも多く、またいずれこのメルマガでもご紹介したいと思います。
 
その後、菓匠Shimizuさんというすばらしい洋菓子屋さんも行き、おいしいケーキも食べ、いい仲間と楽しい旅行になりました。

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