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実践!社長の財務

ステップ8:内部留保を貯めていく【実践!社長の財務】第283号

ステップ8:内部留保を貯めていく【実践!社長の財務】第283号

2009.04.06

皆様、おはようございます。
税理士の北岡修一です。
 
4月から自動車税が下がっており、14~5万円も安くなるというのは、ずい分お買い得ですね。
結構、これを目当てに買い控えもあったようなので、これから少しは売れ行きがよくなるのでは、と期待しています。
(当社にも自動車関連の顧問先がありますので...笑)

また、ハイブリッドや電気自動車などに、新たに補助金も検討されているようで、やはり環境に配慮したものには、ドンドンお金を出すべきだと思います。

少子化や産婦人科の問題、保育所の増設などにも、もっとお金を出して欲しいですね。

ということで、早速「実践!社長の財務」いってみたいと思います。

ステップ8:内部留保を貯めていく

内部留保とは、貸借対照表の純資産の部の、資本金以外の部分です。

言い方としては、正確ではありませんが、資本金以外の部分とは、ほぼ、毎期の利益の蓄積部分、ということができます。

この利益の蓄積=内部留保を、貯めていくことを目指して欲しいのです。

もちろん、この利益は、税引き後であり、配当後の利益です。
 
内部留保は、あくまで利益の蓄積、として表される数字ですので、預金の残高とは限りません。

利益の蓄積は、企業においては、預金になっていたり、不動産に投資していたり、有価証券に投資していたり、あるいは、未回収のお金(売掛金)であったり、在庫になっていたり、いろいろな形に姿を変えています。

内部留保=預金 と勘違いしている人もいるので、この点は注意してくださいね。

企業経営においては、まずは会社を大事に育てていく、会社を潤沢にしていく、会社を強くしていく、ことが重要です。

もちろん、社員がいなくては会社は成り立たないので、社員を大事にしていくこと、これは当然、重要です。

しかし、ことお金面で言えば、まずは会社を大事にすべき、会社を太らせる(お金を貯める)べきだと思っています。

そのために、給料も高くは出してあげたいけれども、会社にお金を残さずにほとんど出してしまう、などということはやるべきではありません。

「儲かって税金払うくらいなら、皆に払ってあげたい。」

なんていう経営者がいますが、一見社員のことを考えているようですが、私は違っていると思います。

給料はそこそこにして、会社に残すべきだと思います。これは役員にもそうです。

なぜならば、第一は「会社が長く継続することが大事」だからです。

長く継続しなければ、社員の皆を長期に守っていくことはできません。
お客様に、いいサービスを継続していくことができません。途中でなくなれば、迷惑をかけてしまいます。
社員も路頭に迷ってしまいます。

会社は継続させることが大事であって、そのためには会社に内部留保を貯めていき、ちょっとやそっとではつぶれない会社にしていくことが大事なのです。

会社に内部留保を貯めていくことを、第一に大事なことと考え、会社を大切にして成長させていく、潤沢にしていく・・・

そのことが、社員にも役員にも、お客様にも、最も良い結果をもたらすことになるのです。

大事にした会社が、今度は、皆を守ってくれることになるのです。ここが大事ですね。

会社が皆を守ってくれるようになるまで、内部留保をためていくのです。

言い方は悪いですが、「まずは会社を太らせること」これを是非、やって欲しいですね。

編集後記

土日は、いつ飛ぶのか、いつ飛ぶのかと、まるでイベントを見るような騒ぎになってしまいましたね。
私も含めて平和ボケの日本、世界から見たらどう見えるのでしょうか...

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