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実践!社長の財務

本当に儲けたいかどうか?【実践!社長の財務】第221号

本当に儲けたいかどうか?【実践!社長の財務】第221号

2008.01.28

皆様、おはようございます。
税理士の北岡修一です。

先週は、今年度税制改正のセミナーをやったのですが、自分で話していて気がついたのは、「人材投資促進税制」が結構、使えるのでは?ということです。

これは、中小企業が人材教育にかけるお金について、税額控除をしようという制度です。(平成20年4月1日以後適用。まだ、案の段階です)

現在もある税制ですが、今のは前2期の教育研修費の平均を超える額について、計算するという、ちょっと面倒であり、計算してもあまり金額が出ない、というものでした。

それが、当期の教育研修費だけで計算できるようになりますので、ぐっと使い勝手が良くなります。

具体的な計算方法は、

●税額控除額=当期の教育訓練費×税額控除率

●税額控除率=8%+(教育訓練費/労働費用-0.15%)×40(最高12%)

となります。

労働費用に占める教育訓練費の割合から 0.15%を引くのは、0.15%が中小企業の平均的は教育訓練費の割合だからだそうです。

平均(0.15%)より多く支出した場合に、控除の対象になります。

ちなみに、労働費用というのは、給与+法定福利費+教育訓練費 です。

この0.15%という水準ですが、1人の労働費用が年500万円とすると、わずか 7,500円です。10人の会社であれば、年間75,000円以上支出していれば、この税額控除の対象になるのです。

1人7,500円くらい、研修などに使っていませんか?
おそらくほとんどの会社は、使っていると思いますが、どうでしょうか?

であれば、この税額控除は、忘れずに申告しなくてはなりませんね。

ただし、適用は中小企業(資本金1億円未満)であり、また、最も勉強する役員の教育研修費は、除きますのでご注意を。
 

是非、御社の計算をしてみてはいかがでしょうか?

ということで、本日も実践!社長の財務、始めましょう!

本当に儲けたいかどうか?

会計理念経営10か条の続きです。

第10条 税金を払わないと、内部留保は貯まらない
・・・内部留保とは、税引き後利益の累積である
・・・小さい会社が節税をすると、いつまでたっても大きくならない
・・・税金の問題は、結局は資金繰りの問題である

これについては、話すとすごく長くなってしまいます。
なので、何回かに分けてお話します。

「税金を払わないと、内部留保が貯まらない!」という言葉は、当社のミッション(使命)の中にも掲げている程です。

これを、中小企業の経営者に伝えていこう、ということです。

これは、税金を払えば払うほど、内部留保が貯まり、会社は強くなる、ということを言っています。

でも、これは一般的にはなかなか理解されにくいことですね...

「税金を払ったら、儲けたお金がなくなってしまうじゃないか?」

「なぜ、それで会社が強くなると言うのだ?」

「なぜ、お金が貯まると言うのだ?」

こう思っている方は、非常に多いのではないかと思います。

そこで、このことを理解していただくために、できるだけわかりやすく解説していきたいと思います。

1.会社の本当の利益とは何か?

経営者の皆様、会社を経営していて、儲けたいと思いますか?

儲けるという言葉が品がない、というのであれば、利益を上げたいと思いますか?

おそらくほとんどの経営者は、儲けたいと思っているはずです。

これは言ってみれば当然のことで、利益がなければ会社を継続していくことができないからです。
 
また、せっかく会社をやるのであれば、少しでもいい生活をしたい、人生を楽しみたい、と思うからです。
 
それには、儲ける、利益を上げることが必要なのです。

では、儲かった=利益が出た、というのはどういうことを言うのでしょうか?

粗利益? 営業利益? 経常利益? それとも当期純利益?どの利益が出た時に本当に儲かったというのでしょうか?

多くの方は、おわかりだと思いますが、

当然、当期純利益ですよね!

当期純利益は最終的な利益ですので、これが出て初めて儲かったと言えるわけです。

こう言えば当然、経営者の100人中100人が、当期純利益を上げたいと思うはずです。

しかし、当期純利益は、次のように計算することをおわかりですか?

・・・・・・・・・・・
税引前当期純利益 1,000
法人税等   ▲400
───────────────
当期純利益  600 ⇒ 本当の利益

そうですね。税引前の利益から、法人税等を引いて初めて本当の利益が出るのですね。

こんな簡単な計算ですが、これを理解していない経営者がとても多いのです。

(本当の)利益を上げたい。でも税金は払いたくない...

これはまったくの矛盾であることは、おわかりいただけますか?

税金を払わないと、上の計算式の構造からいって、絶対に本当の利益は出ないのです。

税引前当期純利益があれば、その約40%の法人税等が絶対的に発生するのです。

利益を上げたいのか? それとも、

税金を払いたくない=利益を上げたくないのか?

あなたは、どちらでしょうか?

編集後記

寒い毎日が続きますね。東京は雪こそ一度ちょっとだけ降っただけですが、ここ最近すごく寒いような気がします。
私は実は、天気予報ほとんど見ないのですが、息子に聞いた話によると、最高気温が10度以下の日がずっと続いており、これは過去にもあまりないそうですね。
どうも気温以上に寒いと思いましたが、そういうことだったのかも知れませんね。昼になっても暖かくならないと余計寒く感じてしまいます。

今日もそうですかね...

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