会計は、行動学だ!
新年初めての会計コラムですが、案の定というか昨年終盤からの流れを引き継ぎ、大不況の中、新しい年が始まっています。
100年に一度とか、未曾有などの言葉はもう聞き飽きましたが、きっとそれは事実なんだろうと思いつつ、現実の問題には対処していかなければなりません。
私も「会計理念経営」という言葉を掲げており、これこそ不況時には絶対必要な考え方だと信じて疑いません。不況時こそ、経営の原点に帰っていく必要があります。おそらく、「理念」という言葉は、今後ますます注目されてくるだろうと思います。
しかし、理念はあくまでも理念です。考え方であり、存在意義であり、その人その会社の思想です。理念に戻ることは大変重要なことですが、さらに重要なのは、それをそのまま実行することです。
社員は経営者を見ています。言っていることと、やっていることが違ったら、どんなに良い理念であっても、信じてもらえません。社員は経営者の言葉ではなく、行動を見て判断しています。行動にこそ、経営者の本当に考えていることが、あらわれてしまうのです。
だから、経営者はどれだけ理念を深く思って、どういう行動をするかが、問われます。その結果が表れているのが、実は「会計」なのです。会計は、経営者の考えを反映し、行動した結果を表しています。決算書を見れば、経営者の考え、行動がすべてわかってしまうのです。
だから私は、会計にも理念があると言っています。経営理念をもって経営をするように、会計理念をもって、正しく会計に経営者の考え、行動を反映して欲しいのです。その結果を見て、自分の行動、考えを反省して欲しいのです。この繰り返しが、会社そのものを強くしていきます。正しい考えでやれば、財務基盤も強くしていくことができるでしょう。
会計は、結果を数字で見ているだけではないのです。経営者や社員の考えや行動と密接に結びついている、いや、考えや行動とイコールなのです。
その意味で、会計は行動学であり、行動するための羅針盤であると言えるのです。
是非、会計をそのように活用して欲しいですね!
東京メトロポリタン税理士法人
税理士 北岡 修一

