税務署よりも社員の目【実践!社長の財務】第749号

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皆様、おはようございます。
税理士の北岡修一です。

ここ数週間、確定申告一色に染まってしまいましたが、それも今週で終わり。

そろそろ正常循環に戻していかないといけないですね。
気づいてみると、3月年度末も近く、来期に向け準備をしていかないといけない会社も多いですから。

ということで、本日も「実践!社長の財務」よろしくお願いいたします。

税務署よりも社員の目

よく経営者の会などで、知り合いの経営者から「北岡さん、この経費は、落とすことができますかね?」なんて聞かれます。

たとえば、仲間での旅行やゴルフの費用などです。
もちろん、税務署に認められるかどうか、ということですね。

「ゴルフは交際費ですけど、あまり仕事に関係ないゴルフは、交際費でなく、給与扱いにされるかも知れませんよ。」

などと答えたりします。

多くの経営者は、税務署に認められるかどうか、どうやったら認められるか、ということを気にします。

かかった経費をできるだけ経費に落として、税金を少なくしたいということです。

また、できるだけ自分のお金は使わず、会社のお金を使いたいということでもありますね...。

税務署の目を気にするのは、ある意味、経営者の習性でもあります。過去、税務調査でいろいろ指摘されているでしょうし。

でも、その前に気にして欲しいのは、社員の目です。
この経費を見たら社員はどう思うか?

社員に正々堂々と、これは正真正銘会社の経費だと言えるかどうか?やはり、まずそれを自分に問うて欲しいですね。

社員にそこまで見せてないから大丈夫。というのが、多くの中小企業の経営者だと思います。

見せてないから、多少個人的な費用であっても会社の経費にししてしまったりするのですね。

経理の方はもちろん見るでしょうが、社長の外での活動はよくわからないし、直に言う人はあまりいません。良くも悪くも、社長の味方になっています。

社員にはわからないから、と言っていても、実は結構わかっていることが多いものです。社長の言動などで、敏感に気がついていくものです。

そういうことが積み重なっていくと、社員の心が離れ、優秀な社員が辞めていってしまうことも多いものです。

だからこそ、数字、会計を社員にオープンにすることに意義があると思います。

月次の試算表、各部門の試算表、社長の使っている交際費、などなどオープンにし、月次の経費の増減要因なども、月次でしっかり発表する。

もちろん経費だけでなく、売上や粗利率なども全体および部門ごとに発表する。

このようなことを月次会議でやっていけば、ヘタな経費は使えませんよね。説明できなくなります。

やはり経営者は理不尽な経費など使わず、公明正大に後ろめたさがないのが一番ですね。

そうなれば、遠慮せず正々堂々と社員をしかることもできるし、社員もこの社長の言うことだったら・・・と納得するものです。

また、そうであれば税務署のことなどまったく気にする必要はありません。

むしろ、この経費は、社員や家族に正々堂々と言えるものか、ということを、判断基準にした方が良いと思います。

編集後記

この2~3週間は土日も確定申告がらみで1年ぶりにお伺いする方も多かったです。行かなくても資料を送ってもらえば良いところもあるのですが、父から引き継いだお客様などは、行くとすごく喜んでくれます。
父は足立で事務所をやっていましたから、足立から埼玉方面が多いのですが、ドライブがてら年に1回行くのもいいものですね。

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