貯めると使えなくなる?【実践!社長の財務】第731号

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皆様、おはようございます。
税理士の北岡修一です。

トランプさんの話題で持ち切りですが、TVでは何を食べたかばかりやっていて、とても平和な国だなと思いますね(笑)。

ただ年末に向けてはちょっと物騒な感じもします。
とは言え、私たちは何もすることはできませんが...。

ということで、本日も「実践!社長の財務」よろしくお願いいたします。

貯めると使えなくなる?

私どもでは資産税にも力を入れており、相続税の申告も数多くやってきました。

その中で、預金や有価証券をたくさん持っているのに、贅沢もせずに、慎ましやかに暮らしてきた方が結構います。

だからこそ、お金が貯まったんだろう、ということもありますが、せっかくの人生、もう少し自由に好きなことにお金を使って、少しは贅沢もしてきたら良かったのに...と思うことがあります。

そのあげくに、そのお金をめぐって相続争いが起こることも多く、何のために貯めてきたんだろう、とむなしく思うこともありますね。

冒頭に書いたように、貯めると使えなくなる、ということがああると思いますね。

特に仕事をやめて、入ってくる収入がなくなると、いくらお金があっても「使えば減っていく」のです。

今後、増えていくことがない、となると減るだけになってしまう、そういう心理が働くと、計算上かなり使っても、一生大丈夫であっても、使えなくなってしまうのではないか、と想像ですが、思っています。

お金があることに満足感があるのであって、使うことに価値を見出していない、ということもあるのでしょうね...。

それとは根本的に違うのですが、企業でもそういうことがあります。

先週、内部留保、自己資本のことを書きましたが、内部留保が増え、それに応じて現金預金が増えてくると、それを減らしたくなくなってくる、ということです。

もちろん、企業ですから、社長の楽しみや道楽にお金を使うというわけにはいきませんが、本来必要であるお金も、現預金を減らしたくないので、出さない、というケースがあります。

その最たるものが人件費であったり、必要な設備投資、開発投資、改良投資など、将来に向けた費用ですね。

お金持ち企業ではあるのだけれども、このままで果たして将来は大丈夫なのか、ジリ貧になってしまうのではないか、という会社がたまにあります。

内部留保をするのは、主として2つの目的があります。

会社の資本を厚くして、いざという時に備える、というのが1つ。もう1つは将来の投資、ここぞという時のために投資がでできるよう、自己資本を持っておくということです。

この後者の必要な投資をしていかなければ、会社というのは永遠に継続していくことはできないのでは、ないでしょうか?

その際に、必ず投資が成功するとは限りませんので、借入金にすべて頼るわけにはいきません。万が一投資が失敗しても会社がつぶれないように、自己資本で投資できるようにしておく必要があるのです。

だから、毎期内部留保を一生懸命にするとともに、使うべき時には思い切って使うようにすることも大事です。

それをいつ使うか、必要な額を思い切って投資することができるか、それが正に経営判断です。

それができるよう、経営者は日頃からの判断力を研ぎ澄ませておく必要がありますね。

編集後記

この連休は2つの旅行をしてきました。秋田へ行って東京に戻ってまた翌日から福島、宮城と、東北三昧でした(笑)。秋田は紅葉真っ盛りでしたね。とてもきれいでした。その後行った福島、宮城はもう少しという感じで、時間を遡っていくような変な感じでしたね。

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