B/Sの中身をご存知ですか?【実践!社長の財務】第721号

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電卓

皆様、おはようございます。
税理士の北岡修一です。

あっという間に今週で8月も終わりですね。
東京は雨が多かったですが、ちょっと秋の気配も出てきた感じもします。

もう少し湿度も下がって過ごしやすい9月になるといいですね。

ということで、本日も「実践!社長の財務」よろしくお願いいたします。

B/Sの中身をご存知ですか?

先週は、総資産のことを話しました。

B/S(貸借対照表)の総合計が、いくらあるか、ということでした。それをまずは把握してください、ということです。

今回は、その中身のことです。

実はB/Sは、あまり見ていない社長が多いですね。

決算が終わった後には、決算書などを報告・説明するのですが、何か初めて聞いたような顔、反応をしている社長が、結構多いですね(笑)。

普段はP/L(損益計算書)中心ですから、それはそれでいいのですが、決算時くらいは中身をしっかり見ましょう。

決算が終われば、申告書・決算書のファイルを税理士さんからもらうと思いますが、基本的にはその中に、決算書の内容が全部入っています。

最初の部分は法人税の申告書関係、次に決算書、そしてその後ろあたりに科目内訳書がついているはずです。

会計事務所も決算で、その科目内訳書を一生懸命作っていますので、是非それをじっくり見てください。

科目内訳書は、B/Sを中心に各科目の内訳を記載したものです。
どのくらい詳細に作っているかは、御社の経理部や会計事務所の方針、やり方によるでしょうが、かなり細かく作っているはずです。

まずは現預金から始まります。どこの銀行に、何の預金がいくらあるか、口座番号なども全部書いてあります。

その後は、受取手形、売掛金の得意先ごとの明細、得意先の住所なども書いています。さらには、貸付金や前払金などの明細が続いていきます。

普段B/Sを見ても、何が入っているのかはわからなくても、決算では、その明細を全部書くようになっているのです。

しかもこれは自分の会社の大事な財産について書いてあるのですから、これはじっくり見て欲しいですね。

この科目内訳書を見ただけで、会社のいろいろな問題が見えてくるでしょう。

会社のことを一番知っていて、気にしている社長が見るからこそ、他の人ではわからないことがわかってきます。

これをじっくり見ないのは、正直、会社の損だと思いますね。

細かいところまで是非、見て欲しいと思います。

無形固定資産で、権利金○○○円などとあっても、会計事務所では何の権利金だか、さっぱりわかりません。

社長が見るからこそ、「こんな権利金はまだあったのか…?」もっと活用できるなとか、こんなのもう何の価値もないよ、という判断ができます。

そういう科目がいろいろあるかと思います。有形固定資産の明細、減価償却などもじっくり見て欲しいですね。

B/Sには経営のヒントが満載です。これを見てわからないところは、経理や会計事務所に聞いて、どんどん深掘りしてみてください。
聞くこと、質問すること、社長と経理、会計専門家が突っ込んで話をするのは、とても意義あることだと思います。

お互いに気づきがたくさん出てくるでしょう。
是非、やってみてください。

編集後記

今週で2か月間東京に帰っていた娘もオランダの大学に戻ります。ちょっと寂しくなりますね…。昨日は小さい頃からお世話になっている近所の方も来て、ちょっとした歓送会(まあ飲み会ですが(笑))をしました。またまた1年間、頑張ってきて欲しいですね!

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