収益部門のコストは正しく計算されているか?【実践!社長の財務】第668号

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皆様、おはようございます。
税理士の北岡修一です。

オリンピックも高校野球も終わり、いよいよ今週あたりからは、夏休みモードも終わり...ですかね。

ということで、本日も「実践!社長の財務」よろしくお願いいたします。 

収益部門のコストは正しく計算されているか?

会社には、ものを作ったり、売ったり、直接顧客にサービスを提供したりする、お金を稼ぐ部門と、管理やバックオフィスの部門があります。

よく前者をプロフィットセンター(収益部門)、後者をコストセンター(管理部門)などと呼んだりもします。

この収益部門のコストが、正しく計算されているかは、非常に重要です。

入るべきコストが入っていないと、低いコストを見て、それ以上、売上があれば利益が出ると、思ってしまうからです。

よく、会社の都合で仕組みを変える場合など、そのようなケースがあります。

たとえば、今まで配送業務は自社でやっていたとします。
それを、安全上や労務管理上の問題から、部門の意志ではなく、会社の方針として、外注するようにしたようなケースです。

この場合、コストが増えますので部門としては反対なのですが、会社は安全管理上、せざるを得ません。

このような場合に、そのコストは部門に持たせず、本部負担でスタートするようなことがあります。

当初はそれであればと、部門も納得してそのように始めますがこれがずっとそのままになると、問題になってきます。

当初はそのような趣旨で、部門も本部もわかっていたのですが、だんだんと期間が過ぎるに連れ、それは当たり前になり、忘れ去られてしまう可能性があります。

特にその後に部門に異動になってきた人や、新人などは昔の経緯がわかりません。

その結果、当部門のコストはこれだけ、このコストをベースに利益計画を考えればいい、ということになってしまいかねません。

そうなると、商品やサービスの販売価格も、部門外のコストを反映しない価格にしてしまうかも知れません。

そうなると、いくら売っても部門に利益は出ても、その商売自体では実は利益が出ていない、ということになってしまいます。

これは本当に怖いことです。実は仕事がうまくいっていると思ったら、損を出しているのかも知れません。

このようなコストがないか、定期的によくチェックをして欲しいと思います。

本部のコストの中身は果たして何なのか?どこかの部門の肩代わりの部分はないのか?

マンネリ化した緊張感のない組織では、そのようなことが起こっている可能性が十分あります。

このコストは何なのか?是非、よくチェックしてみてください。

編集後記

リオオリンピックも終わりに近づきましたね。それにしても、日本のマラソンは弱くなってしまいました。

昨晩も途中までは見ていましたが、先頭集団からどんどん脱落し、今日のことを考えれば「もう寝ようか」ということになってしまいました(笑)。

短距離が強くなってきたので、是非、マラソンも復活して欲しいところです。駅伝もいいけど、やはり東京に向けマラソンに力を入れて欲しいですね。

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