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実践!社長の財務

ギブ&ギブの結果として【実践!社長の財務】第666号

ギブ&ギブの結果として【実践!社長の財務】第666号

2016.08.08

皆様、おはようございます。
税理士の北岡修一です。

オリンピック始まりましたね!
見出したら切りがないので、テレビはちょこっとだけ。あとはネットのニュースなどを中心に見ています。

初日からメダルは多いようですが、なかなか金が取れないですね。でもまだまだ始まったばかり。これからの日本選手の活躍を期待しましょう!

ということで、本日も「実践!社長の財務」よろしくお願いいたします。 

 

ギブ&ギブの結果として

最近、「ギブ&ギブの法則」(志賀内泰弘著、PHP研究所)という本を読みました。

ギブ&テイクではなく、ギブ&ギブです。見返りを期待せずに与えること、それが結果として「いいこと」を引き寄せるのです。

ある島の復活物語が、小説風に書かれています。読みやすくてとても考えさせられる本ですね。

もちろん、ビジネスにおいても使える法則です。
業績の良い会社は、やはり世のため、人のためになるビジネスを行っている会社です。

その会社の製品やサービスや、食品が皆様に喜んでもらえて、また、買いたい、食べたい、サービスを受けたい、と思うからこそ、ビジネスが繁栄していく、というのは誰でもわかることです。

ただ、ビジネスになると「そんなことばっかり言ってられないよ。お金を稼がなければいけないんだから...」と思ってしまうことも多いと思います。

確かにそうです。ギブ&ギブばかりだと、ビジネスにならない気がします。

ただし、ギブ&ギブと言っても、与えるものはお金、ということではありません。感動的なサービスやおもてなし、笑顔、気遣い、思いやり、困っていることの解決...等々

ビジネスにおいても当然、こういうことをギブしているはずです。お客様のためになることをしなければ、当然、お金をいただくこともできません。

でも、やはりビジネスですからお金を無視することはできません。
私は、最初と最後にしっかりお金、数字のことを抑えておく必要があると思います。

最初は、計画です。どのようにこのビジネスを成り立たせていくのか、どの程度の数字を目指していくのか。
それを決めることによって、どう動いていくのかが決まってきます。

そして、それを実行する段階においては、ギブ&ギブを行うのです。
計画時点で徹底的に数字を頭に叩き込んでおくことによって、行動する時はそれをいちいち考えていなくも血肉化されている状態にするのです。

その上で、ギブ&ギブで行動していけばいいと思います。
 

そのように行動した結果として、数字が上がってくるのです。
最初は数字、中はギブ&ギブ、そして結果として最後は数字に跳ね返ってくる。

もし、数字として跳ね返ってこなかったら、最初の計画と中のギブ&ギブの行動が十分でなかったんだなと、反省してまた次に活かしていけばいいのです。

数字は「結果として」上がってくる、ということが大事なのです。
数字を追いかけるにではなく、ギブ&ギブの行動の「結果として」上がってくるのです。
 

そんなビジネスができていくといいと思いませんか?
 
よろしかったら、是非、上記の本、読んでみてください。

編集後記

先週88歳で父が亡くなりました。身内と父がお世話になった人のみで葬儀を執り行いました。脳梗塞で倒れてから1年半、あっという間だった気がしますね。でも、その間今まで以上に父と話ができたことが、多少なりとも恩返しになったのかなと思います。

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