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実践!社長の財務

人は測定されると行動を変える【実践!社長の財務】第657号

人は測定されると行動を変える【実践!社長の財務】第657号

2016.06.06

皆様、おはようございます。
税理士の北岡修一です。

消費税増税は延期されることになりましたが、やはり気になるのは、日本の財政赤字ですね。

黒字化が遠のいたという見方もありますが、消費税増税延期でどのくらい景気が良くなるのか、ここにかかってくるのでしょう。
そのためには、どの位国民のマインドが上がってくるか、ということも大きいと思います。

いつまでも都知事の問題などをやってたりせず、早く決着をつけて欲しいですね!

ということで、本日も「実践!社長の財務」よろしくお願いいたします。 

人は測定されると行動を変える

ある本で、上記のタイトルのようなことを読みました。

測定にもいろいろあるでしょうが、数字が明らかにされて結果が公表されることになれば、人は行動を変えるだろうことは、容易に想像できますね。

その本では、ある工場の稼働率を上げるために、いろいろな試みをしたけれどもなかなか上がらない。

そこで、稼働率がわかる電光掲示板を、工場の見学者が見える位置に設置した、ということです。

そうすると、今まで個々の持ち場だけに注力していた人たちが、頻繁にミーティングなどをして、協力体制ができあがっていったとのことです。

もちろん、稼働率は目に見えるように上がったいったと。

会計もある面、そのようなところがありますね。

各部署の業績を、毎月会議で発表し、計画と比べてどうだったのか、前期と比べてどうだったのか、ということをやっていくと、他の部署の人たちも見るし、比較されますから、当然、いい数字を出したい、という意識になっていきます。

公開する、共有する、というのは、そのようないい効果がありますから、当然やった方がいいわけです。

ただ、中小企業などでは全体数字は公開しているけれども、部署別まではあまり細かくやっていない、というところも多いですね。

やった方が確実に業績は上がっていきますから、それはもったいないことです。

ただし、公開、共有する悪い面もありますね。
業績が悪かったり、経費を使いすぎていたりすることが、そのまま許されてしまっているような場合です。

それでもいいんだ、という全体合意みたいなものができてしまうと、会社全体がそちらの方に流れてしまいます。

やはり、実績を公開するからには、しっかりとした評価、厳しい評価がついていかないと、意味がないと思います。

良い場合は良い、悪い場合は悪い、とメリハリをつけた会議が必要になってくるのではないでしょうか?

編集後記

3月決算申告の期限である5月が終わり、6月に入りました。
私たちの業界にとっては、ある意味繁忙期が終わったということになります。やはりどうしても3月決算というものは多いんですね...。中小企業であれば、何も3月決算にしなくてもいいのにと思うのですが。ともあれ、ホッと一息の6月ですね。

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