利益はオピニオン、現金は現実【実践!社長の財務】第651号

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皆様、おはようございます。
税理士の北岡修一です。

4月も最後の週になってきましたね。
あっという間にGWです。今年はうまく休むと10連休とか。

休み前の4日間、頑張っていきましょう!

ということで、本日も「実践!社長の財務」よろしくお願いいたします。 

利益はオピニオン、現金は現実

会計の世界には、利益はオピニオン、現金は現実と言われることがあります。

すなわち、利益というものは、収益や費用をいつの時点でとらえるか、どのように測定するかなどの判断の集積で、決まってきます。

したがって、絶対的なものではありません。

それに対し、現金というものは金庫にあるにせよ、銀行に預けているにせよ、確実にあるものです。

利益も現金も重要なものですが、企業における最終的な判断は、利益よりも現金がいくらあるのか、足りるのか、足りないのかということが重要になってきます。

会計では、発生主義に基づいて、利益をしっかりとらえることは重要です。

意図して行った行動(仕事)に対して、その結果(利益)はどうだったのか、それを評価することが大事です。

それをしなければ、行動がこれで良かったのかどうか、良くなければどこをどう改善しなければいけないのか、がわからないからです。

しかし、利益の怖さは、人の判断によっていくらでも変えることができる、ということです(いくらでも、というのは言い過ぎかも知れませんが)。

そうなると、何が良かったのか、悪かったのか、わからなくなりますね。

だから、会計基準や社内の会計のルールが必要になるわけですが。

ただ、それを経営者や管理者がやってしまうと、もうどうにもなりませんね。

そこで、利益は重要ではありますが、やはり、まぎれもなくある現金=キャッシュに基づいた経営をしていくことが、より重要ということになります。

利益+キャッシュの残高、動きを注視していく経営です。

さらには、利益をいかにキャッシュに近づけていくか、です。

利益とキャッシュの時間差をなくしていくことです。完璧に一緒にすることは、今の時代、なかなかできませんが、それを目指していくことが大事です。

仕入れたものはその日、その月内に売るとか(在庫を持たない)、売った代金は即、あるいはその月内には回収するとか(売掛金を持たない)など、利益をキャッシュに近づけて、わかりやすい経営をしていくこと、これが大事です。

判断の入った利益ではなく、現実のキャッシュをベースとした経営を是非、意識して欲しいと思います。

編集後記

ようやく熊本の方も交通インフラが復活してきつつあり、後はいつ行くかですが、今はヘタに行くと迷惑になる可能性もあります。妻の実家は今は誰も住んでいませんが、中がどのようになっているのか、ちょっと行くのは怖いところです(外は瓦が落ちたようではありますが、大丈夫なようです。・・・近所からの報告)

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