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実践!社長の財務

未払消費税をしっかり把握する【実践!社長の財務】第633号

未払消費税をしっかり把握する【実践!社長の財務】第633号

2015.12.21

皆様、おはようございます!
税理士の北岡修一です。

今年も仕事できるのは、残すところあと1週間となってきました。
 
昨今は税務調査の手続きが長くなったせいか、この1週間であと2件終結すべきものがあります。

ちょっと前までは、15日頃には終わっていたのですが、その点税務署の方もこだわらなくなったようですね。
でも、今年のものは今年中に是非、決着を着けたいところです。

ということで、本日も「実践!社長の財務」よろしくお願いいたします。 

未払消費税をしっかり把握する

消費税の税率が2017年4月に、8%から10%になることが既に決まっているのは、皆様ご存知のとおりです。

これには、経営者や経理の皆様は、相当注意しておく必要があります。

というのも、消費税納税のための資金繰りのことです。

昨年、5%が8%になって消費税の納税がこんなにあるのか、と感じた方は、多いのではないでしょうか?

事実、平成27年8月に国税庁が公表した平成26年度の滞納状況によると、新たな滞納5,914億円のうち、消費税の滞納が3,294億円と、55.7%も占めているのです。

ただし、これは8%の増税の影響はまだ少ないと思いますので、これからもっと増えていくと思います。

消費税は、売上にオンして、企業に入金されるわけですが、皆様十分ご存知のとおり、これは預かっているお金です。

後日、仕入れや経費で支払った消費税を引いて、その残額を国に納付しなければなりません。

それは十分にわかってはいるのですが、お金に色はついていませんから、通常の会社のお金と一緒になってしまうのです。

納付するのは、基本は本決算で年1回、中間であと1回、あるいは中間を3回払うこともあります。

年間6,000万円以上を納付する会社は、中間納税を毎月払うことになります。

ただ、多くの会社は年2回あるいは4回納付ではないでしょうか。

このようにまとめて払うため、預かったお金ではあっても、払う時に、非常に重税感を感じます。

8%になって、この重税感が増していませんか?

2017年からこれが10%に上がるわけですから、さらに重税感が増してきます。消費税は消費者や低所得者のことがよく言われますが、最も資金で大変になるのは、企業ではないかと思うのですが...この対策も考えてもらいたいところです。

ですから、企業としてはこれについて、しっかりと対策をしていく必要があります。

まずは、今、払うべき消費税はいくらあるのか、これを毎月きちんと把握することです。

会計技術的には、負債の部にある仮受消費税と、資産の部にある仮払消費税を相殺すれば、その差額が現在納付すべき消費税になります。

ただし、非課税売上が多かったりすると、単純に差額では計算できなくなってきます。また、正しい会計処理がされていなければ単純に差額とは言えなくなってきます。

ここは、経理や会計事務所と相談して、毎月末の払うべき消費税がきちんと把握できるように、会計処理ができるようにしていくことが大事です。

できれば、毎月、仮受・仮払の相殺処理をして、しっかり未払消費税を試算表に表示するようにした方がいいと思います。

それができなければ、毎月未払消費税を別途計算してもらうようにしてはいかがでしょうか?

毎月、現状ではこれだけ発生している(預かっている)というのがわかるだけでも、ずい分違ってきます。

理想的に言えば、その分の現預金を別途の預金にしておく、のが一番いいですが、できるのであればそうしてください。

ただ、切羽つまると毎月の資金繰りにどうしても使ってしまう、別にしてても使ってしまう、という企業が多いというのが実情ではありますが...。

あるいは、3か月や1か月ごとに申告納税をする、という方法を選ぶこともできます。ただし、それを選んだ場合は、最低でも2年間続ける必要があり、支払えなければ滞納になってしまいますので、あえてそこまでするのは、お奨めしませんが。

ですから、しっかり毎月会計処理や計算をして、今、一体消費税として支払うべき金額はいくらあるのか、これを把握するということだけでも、是非、やってください。

これは、会計事務所に協力してもらった方がいいですね。
間違った金額を把握していても、困りますので。

ということで、是非、滞納にならないように気をつけてください。

自分の会社の預金にあっても、あくまでこれは単に預かっているお金なのですから...。

編集後記

私ども事務所の仕事は、今週25日までとしました。25日に終わるというのは、ちょっと記憶にないくらい早い気がしますね。
ただ、暦の並びを見ていると23日働いてでも、その方がいいかなと思いますね。そんなことを考えていたら、23日に打ち合わせをお願いしたい、なんてお客様が出てきて、私は23日も出ることになってしまいました(笑)。場合によっては26日もありますし...。何はともあれ、あと1週間頑張っていきましょう!

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