自社の真実の姿を見る【実践!社長の財務】第603号

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皆様、おはようございます。
税理士の北岡修一です。

マイナンバー制度、来年から利用が開始されますが、最近急激にその話題が多くなってきました。

思ったよりも、番号の管理は重要で、厳格に行う必要があり、その体制を今から準備していかないといけない、間に合わないということで、各企業の動きも慌ただしくなっています。

皆様の会社は、準備を進めていますか?

ということで、本日も「実践!社長の財務」行ってみたいと思います。

自社の真実の姿を見る

先週は、現状の正しい数字を把握するために、会計のルールを決めることが重要、というお話をしました。

売上や経費など、まずはどの会社でも出てくるようなものを、どのように計上していくかを、決めます。

でも、それだけでは決して十分ではないかも知れません。

本当に今の自社の現状、真実の姿を把握するのに、それで十分なのだろうか? ということを考えて欲しいのです。

たとえば、これはどの会社でもやるでしょうが、

・年に2回払う賞与は、毎月発生していると考えられるから、毎月、賞与の見込み額を費用計上する。

・減価償却費も、毎月資産を使用しているので、概算額あるいは、償却ソフトで計算した当月分の減価償却費を計上する。

最低でも上記の2つはやって欲しいですね。

・さらには、ポイント還元しているような会社は、当月発行したポイントの内、将来使われる見込みの金額を費用計上しておく。

・社員や役員が将来退職した時の退職金を、少しずつ見込んで毎月費用計上しておく。

・販売した商品にかかるアフターフォローが見込まれるものについては、販売した額の一定額を製品保証の費用として見込み計上しておく。

・その他、まだ支払いもしていないし、請求書も来ていないが、将来支払う原因がすでに発生しているものは、費用計上をしておく。

・資産の評価が目減りしているものは、評価減していく。在庫などは特にそうです。

・取れそうもない売掛金があるのであれば、落とす、あるいは引当金をたてる。

・無形固定資産や投資その他の資産などに、よくわからないものが載っているが、それは本当にその価値があるのか?

などなど、自社の業務の内容などをよく考えて、今の試算表などで、もれているものはないかを、よ~く考えて欲しいですね。

これは会計基準や、税務上の取り扱いなどとは関係なく、考えて欲しいことです。あくまで、経営のための会計です。

しっかり現状を把握して、会社を健全に伸ばしていくために考えることです。

現状をいい加減に見て、会計事務所が出す試算表などを鵜呑みにしていると、実は現状はまったく違っていた。状況が悪くなると急に苦しくなってきた。
 
こんな費用もあった、あんな費用もあった...こんなはずではなかったのに...となってしまうことにもなりかねません。

現在の自社の状況は、本当はどうなっているのか、本当に安心できる状況なのか、是非、厳しい目で見て欲しいですね。

編集後記

6月の初旬に、娘が留学しているベルギーに行ってきます。
去年の7月末から1年の予定で行っているので、そろそろ終盤に近づいており、行っている間に一度は行きたいと思っていました。そんなこともあり、それまでにやるべきことをやろうと本当にバタバタしていますね...最近は(笑)。

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