推移を見ることが大事【実践!社長の財務】第591号

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皆様、おはようございます。
税理士の北岡修一です。

いよいよ3月に入りました。少しずつ春めいてきた感じですね。
寒さも和らいできましたし。

私たちの業界にとっては、いよいよ追い込みの時期ですね。

今週も頑張っていきましょう!
 

ということで、本日も「実践!社長の財務」行ってみたいと思います。

推移を見ることが大事

皆様は、月次決算の報告会議などでは、当月の実績や累計だけでなく、月次推移も見られているでしょうか?

縦に勘定科目、横に月をとって、損益計算書や貸借対照表を、月次で並べている表です。

どの会計ソフトでも、出せるものだと思います。

特に損益に関しては、月次推移を見られることをお奨めします。

月次推移を見ることによって、各月の特徴が如実に出ていることがわかります。季節要因などが結構あると思います。

また、季節要因でない部分で、明らかに突出した数字があったり、異常までは行かないけれども、徐々に増えている科目があることに気づいたりします。

月次推移を見ることにより、いろいろなことがわかってきますね。
ほぼ、同じ売上なのに、なぜこの月とこの月は、損益がこんなに違うのだろう、年に数回発生する経費の処理は、月次で引当ていった方がいいのではないだろうか、とか、いろいろな考えが浮かんできます。

単月だけ見ていてもわからない経費の変化、率の変化は、推移を見ることによって、明確に傾向を示してくれます。

月次推移表を眺めることにより、様々な現場の状況を想像していると、改善すべき項目が浮かびあがってくるのです。

ですので、月次推移表は、会社全体だけでなく、部門別などのものも見てください。

また、今期のものだけでなく、前期のものも見ながら比較してみるなども有用です。

さらに、大きな動きを見るには、年度別の推移表も、決算ごとでも構わないので、見ることですね。

横軸が月ではなく、期である推移表です。

10年分くらい横に並べて比較すると、ものすごく傾向がわかってきます。5年前までは経常利益率が10%程度と高かったのに、最近は、4~5%に落ちている・・・何でだろう、というのもすぐにわかってきます。

人件費がこんなに増えているのか、とか、ここ数年設備投資を積極的にしていたので、減価償却費の負担がかなり重くなっているなあ、とか、わかってきます。
 
そうすると、今後利益率を上げていくには、どの辺にメスを入れていくのか、つかめてくるでしょう。

したがって、製造業などは、製造原価の項目などの推移も見ておきます。会計数字だけでなく、生産量など他の指標も合わせてみるといいですね。

貸借対照表については、月次の推移を見ても、それ程、変化を感じないかも知れませんが、年次の推移表を見ると、変化の特徴がよ~く見えると思います。

借入金の残高の推移や、自己資本比率がどのように推移してきているのか、それは何が要因なのかが、わかってきます。

そうなると、どこを改善していくべきかというのも、自然とわかってきます。

是非、決算の時には、年次の貸借対照表推移も作ってみてください。

編集後記

今日で591号、だんだん600号が近づいてきました。約11年、ずいぶん続いているなあ、と思います。
先日ある本を読んでいたら、次のような言葉が書かれていました。

●したい人:10,000人、始める人:100人、継続する人:1人

だそうです。100分の1ずつになっていくのですね...。
でも、そういう実感は確かにありますね。このメルマガも、やろうかなあと思って、始めるのにずい分、時間がかかってますし。
継続は意地でやっているようなところもあり...。(笑)

このメルマガに関しては頑張っていると思いますが、他のことでは、なかなかやらなかったり、すぐやめてしまったりすることも多いですね...。だからこそ、このメルマガと、会社で出しているニュースレターは、何が何でも継続しよう、と思っています。

ですから、何か1つでも2つでも、継続しているものがあれば、是非、それを大事にして、継続していきましょう。
もし、そういうものがなければ、100人の始める人に是非、なってください。

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