自社株対策、考えていますか?【実践!社長の財務】第588号

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皆様、おはようございます。
税理士の北岡修一です。

そろそろ確定申告も近づいてきました。
還付の方などは、すでにどんどん申告が始まっています。

還付申告の場合は、早く出した方が、早く還付金が入金されますので、早目にやってしまった方がいいですね。

また、書面で出すよりも、電子申告した方が還付金は、早く戻ってくるとのことです。これも電子申告の1つのインセンティブですね。 

ということで、本日も「実践!社長の財務」行ってみたいと思います。

自社株対策、考えていますか?

最近、私どもの税理士法人で多い仕事の1つは、株式対策です。
自社の株式に関する対策ですね。

株価が高くなり、どのように次世代に株式を移していったらよいか...また、何か株価を下げる方法はないか...

退職する役員から株式を買い取りたいが、いくらで買い取ったらよいか...

株式を個人で買えないので、会社で自社株を買いたいが、それは可能か?また、その場合の価格は?税務の問題はどうなるのか...

などなど、自社株や事業承継に関しては、様々な悩みや問題があります。

皮肉なことではありますが、経営を頑張れば頑張るほど、利益が上がれば上がるほど、自社の株価は高くなっていきます。

その結果、株式を移動したり、事業承継をしたりするのが、難しくなってきます。

上場会社であれば、株式市場で簡単に売買できますが、非上場会社では、株式の売買は簡単ではありません。

資金の問題もありますし、適正な株価でやらなければ、所得税や贈与税など、思わぬ税金がかかったりするからです。

このような問題が起こるというのは、いい会社である証拠です。

利益を上げ続けていて、しっかり税金も払い、内部留保が大きい、財務内容もよくて、含み資産もある、というような会社の株価が高くなるからです。

でも、いい会社であるからと言って、毎期の目標達成のために頑張るけれども、株式の問題をほっておくと、後で大変な目に合ってきます。

やはり同時に考えていくべきこと、なのです。

経営者は、あまり株式のことなど考えたくはないのが、本音でしょうね。実績を上げる経営者ほど...。

何か後ろ向きのような気がするからでしょう。

そんなことを気にするよりも、今、今週、今月、今期、いかに様々な問題を乗り越えて、お客様の役に立ち、社員を守って、実績を上げていくか、ということで頭が一杯なのです。

だから、株式問題は、ついつい後回しにします。

また、自分で考えても税務の問題がどのようになるかなど、わかりませんので、考えてもしょうがない面もありますね。

そんな時は、是非、我々税理士を使って欲しいと思いますね。

少なくとも年に1回は、決算後などに、自社の株式の問題について、考える、検討する時間を取ってみてはいかがでしょうか?

決算後であれば、その決算に基づく自社の株式評価額を出してもらい、自社の株主構成などを、再度検討してみます。

各株主に思いを馳せつつ、後継者や社員、関係者など、どのような株主構成にしていったら良いのか、年に1回くらいは、じっくり考えてみても、よいのではないでしょうか?

その上で、どのように変えていったらよいのか、その手法や実際に動かす際の株価などを、税理士にアドバイスを受けながら、検討していくことをお奨めします。

昨今は、事業承継税制などもできていますが、多少は改善されてきていますが、まだまだ使いづらいし、あまり効果は期待できません。

それよりも、毎期毎期の検討と、少しずつでも対策を実行していく方が、効果があります。何よりも、無策ではなく、考えている、ということが、私は重要だと思っています。

ということで、最近、このような相談と業務が増え、多くの経営者が悩んでいるのではないかと思い、書かせていただきました。

ご相談等あれば、いつでもご連絡ください。

編集後記

早目に申告した方がいいと書きながら、私はいつも一番最後になります。顧問先の申告の方が進まないと、自分のはヤル気にならないですね、いつも。まあ、自分のをやってもお金になりませんし、納付するだけですし...(笑)。

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