価格の改定を考える【実践!社長の財務】第584号

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皆様、こんにちは。
税理士の北岡修一です。

新年始まってすぐの3連休いかがお過ごしですか?
まだまだ、正月気分があるかも知れませんが、それも今日くらいまでですね。
 
年始あいさつもひととおり終わり、明日から本格的な仕事始め?というような気もします。

では、今週も頑張っていきましょう。

それでは、早速「実践!社長の財務」いってみたいと思います。
 

価格の改定を考える

最近、資金繰りコンサルタントの方と話していて、中小企業はとても価格に臆病なところが多い、という話になりました。

安く売り過ぎている、ということですね。

もう少し高くても売れるのに、安い価格のまま売っていることが多い、というのです。

そのコンサルの方が関わった企業では、営業の方に「あと5%値上げしても売れるかどうか?」と聞いたところ、「大丈夫だと思います。」という言葉を聞いたので、早速社長に提案して値上げすることになりました。

結果は、値上げしても販売量は落ち込むことはなかったので、値上げ分がそのまま利益になり、年間数千万円も利益が増えたそうです。

それにより資金繰り問題は、一気に解消してしまった、ということです。

売上数量を10%増やすのと、価格を10%上げるのでは、どちらが利益に対してインパクトがあると思いますか?

簡単な例を出して、計算してみましょう。
売値100円で、仕入70円=粗利率30%の商品で考えてみましょう。

この販売数量100個を、110個にした場合、利益はどうなるでしょうか?

・増加前 100個×100円×30% = 3,000円
・増加後 110個×100円×30% = 3,300円  +300円

300円の利益増になりますね。

今度は、上記で売値を110円にした場合、利益はどうなるでしょうか?

・値上げ前 100個×100円×30% = 3,000円
・値上げ後 100個×110円×36% = 4,000円  +1,000円
  
仕入は、70円で変わりませんので、粗利率は36%強になります。
その結果、利益は1,000円も増えることになりますね。

数量を増やすよりも、値上げをした方が、利益に対するインパクトは大きくなるのです。

数量を増やしても粗利分しか利益は増えませんが、単価を上げれば、売価分の利益が増えるのです。

単純なことですよね。

ただ、どうしても価格を上げると数量が落ちるのではないかという恐怖があるため、なかなか踏み切れないわけです。

是非、この辺の数字のシミュレーションをよくしてみて、かつ数量を落とさない戦略をミックスして、価格の改定をしてみてはいかがでしょうか?

消費税10%は、2017年4月と時期が決まりましたので、それをにらみつつ、価格をいつどのように変えていくか、この戦略次第で、この景気の波に乗れるかどうか、も決まってくるのではないでしょうか?

編集後記

昨日は息子が来たので盛り上がりついでに家族でカラオケに行ってきました。息子も結構昔の歌も知っていて、あまり違和感なく楽しめましたね。それにしてもサザンはまったく世代間ギャップなく歌えるので、本当にすごいグループだなあと思いますね。

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