いつの間にか赤字体質にならないように【実践!社長の財務】第573号

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皆様、おはようございます。
税理士の北岡修一です。

今日は時間がないので、早速本題に入りたいと思います。

ということで、本日も「実践!社長の財務」よろしくお願いいたします! 
 
 
 

いつの間にか赤字体質にならないように

最近、ある学校法人の監事を拝命され、学校法人会計などを勉強しています。

一般の株式会社とはずい分違いますし、他の公益法人などとも、またちょっと趣を異にするものです。

財務的に面白いのは、ある一定期間は固定客であり、完璧な固定収入が見込める、ということですね。

大学であれば、4年間は固定収入が見込めます。

たとえ提供するサービスに満足してもらえず、大学に来なくても、ちゃんとお金は払ってくれますからね(笑)。

しかしその反面、人気がなくなれば徐々に収入が減っていくのです。学生数が減っていく、ということですね。

ただ、その減り方は急激に減るのではなく、今年の新入生は少なかった、ということで、1/4の部分に影響があるだけです。

来年も新入生が少なければ、2/4に影響が広がっていきます。

そういう意味で、収入は徐々に減っていきますので、なかなか財務的な悪化には気づかない、表面化してこないのです。

しかし、それが4年続けば、完全に財務は悪化しています。

何でいつの間にこんなに数字が下がっちゃってるの?という状態になってきます。

まさに、ゆでガエル状態ですね...。

そして、下がるのが徐々にである反面、財務の悪化に気がついて、これを上げようとしても、徐々にしか上がらないのです。

学校改革をして人気が出たとしても、増えるのは新入生のみ。2年生から4年生は変わりません。1/4ずつしか改善させていけないのです。

一般の会社みたいなV字回復ができない、ということですね。

これは学校法人のことを書きましたが、固定客が多い会社にも共通して言えることではないでしょうか?

固定客は徐々に減っていきますし、増えるのも徐々に、です。

だから固定客の多い会社は、普段の細かい、目立たないサービスにも気を使い、今お得意様は満足してくれているだろうか、どんな不満があるのだろうかと、常に気配りをしておく必要があります。

こういうことをやっていないと、徐々にお客様は減り、気がついた時にはどうしようもないほど、赤字が出る体質になっていたりするのです。

是非、普段から気を抜かないようにしていきたいですね。

編集後記

昨日は、15年ぶりの優勝をかけて神宮に立教VS明治戦を応援に行きました。立教側もの凄い人数でしたね。こんなに多くの学生・OBが来るのははじめて、壮観でしたね。残念ながら、延長の末、引き分けで優勝持ち越しになりましたが、この場で応援できることが、幸せでした。皆が一丸となっていました。

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