理念と数字を絡み合わせる【実践!社長の財務】第560号

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皆様、おはようございます。
税理士の北岡修一です。

来年度税制改正に向けた話が、どんどん新聞に出てきています。

孫への教育資金贈与1,500万円までの非課税制度が好調で、2年半の目標を、1年で突破していしまいました。

それだけ高齢者はお金を持っている、ということですかね?
(子供が親にせがんでいるのかも知れませんが。(笑))

この非課税制度は、2~3年延長すると。

さらに、NISAのこども版を作って、親や祖父母から毎年100万円までの贈与を促そうと、いうことです。

NISAに資金が行くことにより、株式市場もさらに活性化していきますから、株高になっていきます。

ということでアベノミクス、今のところ非常にうまくいっているような気はしますが、問題は消費税10%への増税ができるかどうかですね。

新聞にはしきりに10%判断は12月初旬、というようなことが出ますが、何か思惑があるのですかね?

すんなり10%には上がらない可能性もあるのでは? と思います。複数税率の問題もありますし。

今後、最も注目していきたいところです。
 
ということで、本日も「実践!社長の財務」よろしくお願いいたします! 

理念と数字を絡み合わせる

先週は、このメルマガで、シンプルにかつ細かく(詳細に)という話をしました。

先週行ってきた勉強会仲間のある会社は、正にそれでした。

その会社は理美容室を何十店舗も展開しているのですが、まず社長が力を入れているのは、経営理念・方針の浸透です。

全社員が同じ場所にいるわけではありませんので、理念を浸透させるために、理念、方針、社長の思いを綴った冊子を作り、

これを毎朝、朝礼で1項目ずつ20分かけて各店舗で皆で読み、意見を交換し合って、勉強しています。

その他にも、社長の通信や、幹部会議の議事録などを詳細に起こして、全社員に回覧したり配布したりしています。

仕事が終われば、月の半分くらいは各店舗に行って、スタッフとお茶やケーキを食べながら遅くまでひざ詰めで話すと…

ものすごい努力をされています。

それだけ理念の浸透が重要だということです。

さらに数字は、独自のPOSを開発して、毎日各店舗の数値を詳細にとらえ、シンプルな形でアウトプットしています。

客数はもちろん、客単価、再来店率・・・等々(企業秘密なので)、理美容店を繁盛させるための、キーとなる数字を一覧表にして出しています。

どのような営業上の数字を見たらいいのか、それを財務の数字といかに結びつけるか、これを社長の考えでしっかり導き出すことが重要です。

さらに、数字だけではなく、極端に高かったり、低かったり、変動があったりした場合に、なぜそうなっているのかを徹底的に追求することです。

日報に書いてもらったり、お客様のアンケートを分析したり、現場(お店)に行って確認したり、時にはビデオカメラで店内を1日中撮って観察したり、要因を徹底的に探ることです。

そのようにして、見つけ出した法則を、1つの成功法則にして店内に、他の店舗に広げていくわけです。誰かが創意工夫して成果を上げたことを、1人のものとせず、全員で共有していくことが大事なのです。

さらに、数字も店舗ごと、個人ごとに詳細に取り、毎月、店舗個人ごとに成果が報告されるとともに、順位まで出しています。

当初はかなり反発もあって辞めた人もいたそうですが、今ではそれが普通の状態で、皆がお互いを引上げ合うような関係ができつつある、ということです。

やはり数字だけではだめで、理念・フィロソフィーが共有されているからでしょうね。

その結果、毎期増収増益です。従業員の福利厚生もしっかりした上で、経常利益率も10%を超えてきましたので、本当にすばらしい会社になってきましたね。

大変刺激を受けました。

このように理念と数字、その両方がうまく絡み合うと、ものすごく良い回転が起こってくるのです。
 

編集後記

オフィスの模様替えでずい分変わりました。同じ広さなのですが、ずい分広くなった感じがしますね。机の配置はもちろん、徹底的に書類を整理し、キャビネットを減らした効果も大きいと思います。

会議室のテーブルが何か高くなったな、という気がしていたらどうも新しいテーブルは2センチだけ高いようです。たった2センチですが、ずい分違うような気がしますね。

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