売上を上げることと、利益率を上げることを両立する【実践!社長の財務】第556号

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皆様、おはようございます。
税理士の北岡修一です。

消費税が増税されて、ちょうど3カ月が経ちましたね。

8%にずい分慣れてきた感もありますが、先週土曜日の日経新聞では、5月の2人以上の世帯の消費支出が8%も減っている、という記事が出ていました。これは4月の4.6%減よりも大きな減です。

住宅や自動車など、大きな支出が改善していないことが要因のようです。確かにうちの顧問先の住宅関連の会社の状況も厳しいですね。

このような状況が続いていくと、果たして10%への増税はするのかどうか、難しくなってくるかも知れません。10%前提で考えておく必要はありますが、年末の政府の判断まではちょっとわかならない情勢になってきたような気がします。
  
ということで、本日も「実践!社長の財務」よろしくお願いいたします! 

売上を上げることと、利益率を上げることを両立する

先週は、売上を上げて、経費を増やさない、ということを書きました。

今週は、同じようなことですが、タイトルにあるように、売上を上げることと、利益率を上げることを両立させる、ことを目指す、ということです。

先日も、ある顧問先の役員会で、新年度の計画が発表されていましたが、その中で気になることがありました。

その会社は、多店舗展開を全国でしており、次年度は店舗数が増えるため、売上は20%以上増える計画です。

ただ、会社が大きくなることで、様々な環境を整えることもあり、利益こそ前年度を上回っていましたが、(税前)利益率が大きく下がっていました。

会社が大きくなれば、それなりの間接費もかかってくる、というのもわかりますが、どうも納得できないものが残りました。

売上が、20%も増える成長をしているのに、利益は若干増えるものの、利益率が大幅に低下する。

やはり、これに疑問を持つことが大事だと、私は思います。

会社が成長するためには、そのようなコストがかかるのは、しょうがないんだ、という気持ちが、幹部にあると思えてなりません。

その意見を言うと、やはり社長もそう思っているようです。

売上が上がって、利益率が下がるのは、やはりおかしいと...

ただ、社長は、幹部の皆が一生懸命やって出てきた計画なので、尊重はしていましたが。

しかし、基本はやはり、売上を伸ばして、同時に利益率も上げていく、です。これを目指さないと、利益の上がらない体質の会社になっていってしまいます。

まして、売上が伸びれば、利益率は下がるのは当然、などという考えが会社の考えになってしまうのは、危険と言わざるを得ません。

 
会社が大きくなれば、皆の知恵や工夫を集めて、共有する、使い回しができることも多くなるはずです。

どこかの部署でやったことを、他の部署でも使っていけば、むしろコストは減っていくはずです。

そのようなメリットもあるはずで、そうすれば共有、使いまわしができれば利益率は上がっていくはずです。

そのためには、社内のコミュニケーションが重要ですね。

様々な会議や、勉強会、委員会活動などを通じて、そのような知恵を共有していく環境を作ることが大事だと思います。

是非、売上増と利益率増を、両立させていきましょう!

編集後記

土曜日は出身大学に行き、学生の前で少し話をしてきました。
税理士というのはどんな仕事なのか、実際にはどんなことをやっているのか、などなど、皆目をキラキラさせて聞いてくれてましたね。

20~30人程度の集まりだったので、やる気のある子だけが来ていたような気がしますね。法学部だったのですが、税理士は数字ばかり扱っているので苦手、みたいな意識の子が多いのには若干ショックですね。法律学んだ子なんかは、結構適性があると思うよ、という話をしてきました。

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