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実践!社長の財務

利は仕入にあり【実践!社長の財務】第554号

利は仕入にあり【実践!社長の財務】第554号

2014.06.16

皆様、おはようございます。
税理士の北岡修一です。

先週は雨が多かったですが、週末いい天気で良かったですね。

多少蒸しますが、とてもいい気候の時期なので、天気がいいと本当に気持ちがいいです。

さて、今週は、明日が私どもがやっているビジネス交流会の日です。今回はちょっと他では聞けない講演会をやります。

飛び込み参加歓迎しますので、よろしければちょっと下記サイト覗いてみてください。
 
「マサカの坂を乗り越えて!」→ http://www.tmbc.co.jp/schedule/
  
ということで、本日も「実践!社長の財務」よろしくお願いいたします! 

利は仕入にあり

「利は仕入にあり」という言葉は、よく聞くと思います。

商人の町、大阪船場では、「売りは番頭に任せてもいいが、仕入は旦那がする」という話があります。

普通は皆、仕入の方を番頭に任せるのでしょうが、船場では違うのです。

番頭が、店先でお客さんとの掛け合いで、いくら値引いて売ったとしても、旦那がもの凄く安い価格で仕入れているから、絶対に儲かるわけですね。

売値を上げれば、確実に売る量は、値上げ前よりも少なくなりますよね。

当たり前です。同じものであれば、安い方が売れるに決まっています。

でも、売値は上げないで、あるいは多少値引いたとしても、お客さんが満足して、たくさん買ってくれれば、その方がいいのです。

仕入さえしっかり、安くできていればいいのです。

売値はお客さんに見えますから、買ってくれるかどうかの重要な判断になりますが、

仕入はお客さんからは、見えないのです。

仕入が高いから、いいものだと言って買ってくれるわけではありません。

お客さんが、その値段で満足して買うと言ってくれるのであれば仕入は関係ないのです。いくらで仕入れていてもいい訳です。

 
言ってみれば、当たり前の話ですよね?

お客さんは、余程偏屈でなければ、これはいくらで仕入れたの?なんて聞きません。

だから、そこで利益が確保できるのです。

いくらで仕入をしていたかが、利益を上げる肝なのです。

売りで利を上げるのではなく、仕入で利をあげるのです。

これが、利益率の高い会社になる秘訣だと思います。

仕入だけではありません。

原価や販管費などもそうです。

売りばかりに目が行くかと思いますが、是非、その点をよく見極めて、儲かる会社にして欲しいと思います。

編集後記

先週は、このメルマガでも何度も告知していた「事業承継セミナー」をやりました。小さい会場でしたが、満員御礼になり、ご参加いただいた皆様、ありがとうございます。

事業承継といっても、各社それぞれですね。いろいろな悩みを抱えているようです。そう簡単なことではありません。
共通していることは、各社ともできるだけ早い内から、将来どう承継するか考え、決めて、実際の準備・対策をしていくことです。

それが少しでもわかっていただいたら、セミナーをやって意義もあると思います。

事業承継について、ご相談等あれば、いつでもご相談ください。

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