現預金を持っておく【実践!社長の財務】第540号

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皆様、おはようございます。
税理士の北岡修一です。

3月も中旬に入り、確定申告もほぼ今週で終わりです。

最近は電子申告でできますので、意外とのんびりしている人も多いかも。

どんなトラブルがあるかわかりませんので、是非、早目にやって、余裕を持っておいた方がいいですよ!

ということで、本日も「実践!社長の財務」よろしくお願いいたします! 

現預金を持っておく

先日、黒字倒産をした会社の社長の話を聞きました。

リーマンショックの頃ですね。

不動産建設業なので、ある程度の仕込み資金が必要で、銀行との取引もそれなりにありました。

会社の業績は順調なので、銀行との関係も良好だったとのこと。

ある時、銀行から出向を受け入れることになり、経理部長クラスで来てもらいました。

業績も順調で、ある程度の余裕資金もあったので、その経理部長は、どんどん借入金を返していったとのこと。

そこにリーマンショック。

急激に仕事が減り、売れなくなり、資金繰りにつまってきます。

借入金はほとんど返してしまったため、余裕資金は少なく、あっという間に資金繰りが苦しくなってきました。

そうなると、頼みの銀行は貸してくれなくなります。

銀行出向者も銀行に戻ってしまい、あとは倒産の道まっしぐら。

リーマンショックから、半年もたたずに、民事再生を申請し、黒字倒産です...。

社長はあとで気づいたそうです。

銀行からの出向者は、実は、貸しはがしに来たんだと...。

その後、その出向者およびその上司は、異例の出世をしていったそうです。

まるで、半沢直樹の世界ですね(笑)。

その後の、再生地獄の話を聞いて、身につまされましたね。

世間とはこんなに冷たいものかと、痛感したそうです。

その後、ものすごい気力で復活できたからこそ、話せる話ですね。

やはり会社は、現預金を持っていなければいけません。
 
無借金経営は目指すところですが、無理して借入金を返えし過ぎては、いけないのです。

私が言っているのは、現預金は、月商の1.5倍、できれば2倍は持っていてください、ということです。

それだけあれば、たとえ売上が急にゼロになっても、3カ月位は支払いをしていくことができます。

その間に、立て直していけばいいし、3カ月くらいあれば、資金の手当もできてくるだろう、からです。

やはりいざという時は、キャッシュが頼りになるのです!

編集後記

いよいよ消費税増税まで、3週間くらいとなってきましたね。準備は万端ですか? 考えてみると意外と直さなければいけないことが多いかも知れませんよ。
ホームページや印刷物などは、大丈夫ですか?自社のホーム
ページなんかを見ると、結構価格が税込みで出ていたりしますので、そういうものは直さないといけないですね。

弊社でも、ホームページに本が載っているのですが、その価格は5%税込み表示。こういうものの価格も変わるんだろうなと思いつつ、でも本の写真だからどうしようかと...よく見るといろいろあるかも知れませんので、是非、チェックしてみてください。

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